HSP (Highly Sensitive Person) 神経がとても敏感な人
HSPとは
皆さんは HSPという言葉を聞いた事はありますか? 僕は数年前にこの言葉を知り、それを機にそれまで長年 少し生きづらさをを感じてた事の原因がわかった気がして楽になりました。
HSPとは 「神経がとても敏感な人」の事で Highly Sensitive Personの頭文字をとった言葉です。 これだけ聞くと そうでない人たちからすると いまいちピンとこないかもしれません。もしかしたら当事者自身も自覚がない人もいるかと思います。
HSPかどうかのセルフチェックは ネット上にいくつかあると思います。 あくまで自己判断なので正確性は分かりませんが。「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」という本のセルフチェックは 具体的かつ両面からの質問なので 正確性が高いと思います。
セルフチェック項目が気になる方は 購入されるか ダイレクトメッセージください。
HSPは病気 疾患ではありません。
わかりやすく言うと 背が高い/低い、太ってる/痩せてる、運動神経が良い/悪い と同じぐらいの感じで、神経が 鈍感/敏感 な人がいるってだけの話です。
HSPは人口の1/5とも言われています。1/5の中には 自覚症状がない人や少し敏感な人などが大半なので 生きづらさを感じるぐらいのHSPの人はおそらく一桁の%にはなるかなと思います。
僕が自覚しだしたのは 大人になってからなので 、10代の頃は気づいてなかったのか、後天的なのかは分からないです。
が HSPの存在を知った事で 楽になり 最近は上手く自分をコントロールできるようになったと思います。
きっと世の中には 同じ事で苦しんでる人がいると思い またその周りにいるそうではない人達にもHSPの存在を知ってもらい 少しでも 誤解を解いてもらったり 理解してもらえたら嬉しいです。
HSPには色々なタイプがあって、それこそ100人100様なんですが 分かりやすい性格としては
繊細、おっとり、物静か、恥ずかしがり屋、心配性、感受性・共感性が豊か、、、、など何か内向的な感じでしょうか。
なぜHSPの人が生きづらさを感じるかと言うとコレにつきると思います。
【今の世の中が 外交的、タフ、エネルギッシュ、健康的な方が評価される社会であって、そういう人たちが多くのチャンスをモノにしやすい世の中で私達は生きているからです。】
HSPの特徴
もちろん ネガティブなことばかりではなく 良い面も沢山あります。
自分がHSPかもと思う人には特に読んでもらいたいですが
HSPのポジティブな面は
創造的、感受性 共感性が強い、インスピレーションを受けやすい、良心的、 喜びを深く感じる 思いやりがある、、などです。
適切な環境下ではHSPではない人よりも環境を楽しめる、ポジティブな体験にも強い反応を示すとも言われてます。 良い芸術、音楽、自然、料理に触れると心が喜びで満たされると言われてます。僕は 昔から森を歩くことや木が大好きなんですが 無意識に自分自信でセルフケア(チャージ)をしてたんだと今は納得しています。
他の特徴として
1
(他の人より少しだけ)
音に敏感です。ちょっとした音でも たまにすごいビックリしちゃいます。花火の音は たまに不快な時もあります。 また趣味の合わない音楽が苦手です。
2-1
(他の人より少しだけ)
怒りや負の感情が苦手です。
人の表情 感情を敏感に受け取ってしまうので たとえ自分に向けられた感情ではなくても、他の人の攻撃的だったり配慮を欠いてたりする言葉を聞いただけでもショックを受けてしまいます。また暴力的な映像を観るのも苦手です。
2-2
(他の人より少しだけ)
喧嘩(争い)が苦手です。
本来 突発的な喧嘩に勝つには
手段を問わなかったり、相手の弱点 矛盾につけ込んだりしますが HSPの人は 感受性や共感力が強いが故に 頭が真っ白になって反応がゆっくりになり 黙り込んでしまいます。
時間が経つと 、 自分が何を考え、感じたかなど 非常に明確に考えられるようになるので、 あの時 もっとこうすれば良かった、こう言えば良かったと 悔しい気持ちに襲われます。
3
(他の人より少しだけ)
刺激に敏感なので良い事も悪い事に対しても許容量が少ないです。 そのため長時間 他の人(特に大人数)と一緒にいると過度な刺激を受け 終盤疲労してしまいます。それを避けるために 一人になる時間 休憩が必要です。
たまに私たちは 【パーティなどの大人数の集まりを途中で帰ってしまいます。決してツマラナイわけではありませんが、自分を保つためでもあるし、”楽しい”ままで終わりたいからです。】けど 帰り道には 先に帰った事による新たな不安に悩まされたりもします。結局 何がベストだったのか いつもモヤモヤ したままです(笑)
また 僕個人の意見ですが カラオケの空間がとても苦手です。でも逆に踊りに徹するクラブは大好きです。
4
ユングによる内向的な人の定義は
「物質的な世界より 内面の世界に関心がある人」だそうです。そういう面からも納得できる症状として
(他の人より少しだけ)
表面的 物質的な雑談、会話が苦手です。 何を話して良いか分からず また上手く相槌をうてないので会話が続かない、沈黙してしまうなど コミュニケーション力が低いです。
HSPの人達へ
HSPの多くは自己評価(≒自尊心)が低いと言われています。
自信/ 他者と比べて自分はどうか
自尊心/自分にとって自分はどうか(自己の尊重)
低い自尊心と高い自分への基準で自らをを苦しめています。
今後自分と上手くつきあっていくには
基準を下げてみたり、自分をさらけ出したり、示していく必要があります。
そして それによって離れていくモノを追わない、気にしない事。
周囲の人にも自分がHSPである事を伝える事も良いでしょう。
「自分は何が得意で何が苦手か、今どんな気持ちか」
今まで やんわり断ったり 適当な理由をつけて断ってた事を”少しずつ”正直に断れるようにしていきましょう。聞き役になることが多いので 自分自身の言葉で”少しずつ”相手に伝えていきましょう。
また自分自身をもっと慈しみましょう。
・自然の中に身を置く
・クリエイティブな生活をする
・哲学的な考えを巡らす
・健康的な生活を送る
・知覚に快楽を与える(部屋に花のある生活、美味しい食事をとる、美しい音楽に身を置くなど)
・動物とすごす
・日記 詩など自分の気持ちを書き留める・深く質の高い人間関係の構築
以上が HSPという存在を知って数年
自分なりに知る前よりも自身を理解し生きづらさが減ってきたと思えた事をまとめてみました。 少しでも多くの人の助けになれば 幸いです。 周りの方がHSPの存在を少しでも理解してもらえたら嬉しいですが、押し付け願望はなく「 へー世の中には1/5ぐらい そういう人もいるんだ」程度に存在を覚えていただければ。あの人背が低い、 太ってるみたいな感覚と全く一緒で。
それよりも 何か生きづらさをずっと感じてた方がこれを機に少しでも生き易くなれれば良いなと願っています。
本などもいろいろ出てると思いますので 自分でも調べてみてください!!
終わり
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