【ネタバレ有】一生楽しい、コスパ・タイパの良い映画【 RRR 】
ミナサマ、ハロー
映画ってやっぱ人生の彩りだよなと再確認しているkunikoです。
学生の頃は全く映画を見る人生ではなかったのですが、最近は話題の作品を積極的に見るようになりました。
そのおかげで、映画館で見る映画の良さ以前よりも実感しています、楽しい映画館。
さて、今回は長期的に話題になっているインド映画「 RRR 」を観にいってきたので、その件をまとめようかなと。
仲良い友人たちも、口を揃えて面白かったと絶賛していたため参戦。
観た結果…
頭空っぽで楽しめるエナジードリンク系映画だった!!!!
いやー、なんかもう、ツッコミどころとか全部置いておいてすっごい楽しかった!あれはねー、一週間頑張れる糧になってくれる映画でしたね。威力すごい。
ほんと、ツッコミたくなる気持ちを上回ってくる映像の破壊力だったんだよね。後からみんなで映画の感想を言う瞬間が待ち遠しくなるぐらい。ツッコんでもそれがあるこそいいっていう映画でした。
楽し過ぎて、東京に足を運んだときにポップアップ行ったし、RRRにはまった友人たちとノリで再現映像作ったりもした(?)
機会があれば投稿はしますが、そこまでやっちゃうくらいにどハマりした映画ですね。
ポップアップで購入した缶バッチをうまく使って、ファッションスナップを撮影するという狂っぷり。しかもなんでかシークレット当たったし。
意味わかんないと思うんですけど、本当にあった話なんですよね、楽しかったです笑
しかもしかも、全力で楽しむためにRRRのドリンクボトルまで作ったんだから、もう、どんだけ経済回させるのよ。。。全部楽しかった。。。
話は戻りますが、この映画は、直感的にわかりやすく、面白さの感動が先に来るんですけど、その後にインド神話の内容や、独立運動の内容などなどがうまく組み込まれた映画だなぁと感心もします。
なので、今回いいな!と思った内容だったり、気になった内容を列記していこうかなぁと。
あと、書くにあたっていろいろ調べよーって思いましたが、インド神話奥深すぎてやっゔぁいね!!!!!
サクサク簡単にまとめようと思ったのに、調べれば調べるほどよくわからなくなって、先週中に記事書き上げようと思いましたがちょっと厳しかったですね(泣
そんな私を救ってくださったのが、実業之日本社『いちばんわかりやすいインド神話』執筆されている「 天竺奇譚 」さん。
下記記事、分厚すぎて楽しかったぁ。
こちらで学ばせていただいたことを胸に感想を列記していこうかなぁと!
多分最初の項目が内容分厚くなって、後半戦は自分の感想祭りになると思う。今回も文字量多いので、お付き合いいただければ幸いです…
それではレッツゴー!
01. 名前の由来がたっくさん
まずは、RRRの名称について。テルグ語映画界のツートップ待望の初共演作となると話題だったそうな。
その2人の名前と、創造神であるラージャマウリ監督の名前のRをとって並べて、トリプルアールという名前から物語が始動していたらしい。動悸がかわいらしい。
というか、所々に監督=創造神って書いてあるのじわ。
しかも、監督エンディングにテンション上がって出てきちゃうお茶目な監督なのよね。登場キャラじゃなくてびっくりしたわよ。
映画として出来上がった時には、Rにさまざまな意味合いが加わったものになったそうな。
話の始まり方も、RRRからもじった3部構成からスタートします。
冒頭に、ことの発端となった物語=STORYから始まり、ラーマが火(FIRE)、ビームが水(WATER)といったキーワードとともに、それぞれの物語が綴られます。
この作品見てると、Rって言葉に異様に反応してしまうから怖いよな。intervalのRも「 INTERRRBAL 」ってなってたしね。パンフレットの中もRだらけなのよね。
その他にも、下記内容の意味もあるそうな。
いや、言葉多すぎんかインド。。。
そんなたくさんの言葉に溢れてるんか、そんなにも言葉がある+人も多いってなると、意思疎通大変そう。だから、劇中の独立運動について声を上げてる人が通訳通して喋ってたりしたんかな。
脱線しましたが、この中で疑問として上がるのが、そもそもなんで火と水なんだってところですよね。
これは、下記記事から引用していますが、これだったらめっちゃ激るわって思ったんで引用させていただきました。
天竺さんの考察最高すぎて、2人の手が握られたモチーフにも意味がありそうだよねとか…最高なので、浄化しとこう、インドの国ェ…
02. ラーマとビーマのボディランゲージの正体
初対面からボディランゲージで会話するんですよねこの人たち。
最高かよ。
意思疎通がびっくりするほど、スムーズ(なぜ
劇中に2回ほどボディランゲージで話すシーンあるんですけど、私全く意味わからなかったのに、2人とも息があいすぎてすぐわかっちゃうんだよなぁ、わからねぇよ…
そもそも2人の主人公自身、A.ラーマ・ラージュと、コムラム・ビームは、実際に独立運動で活躍していた英雄をモチーフとしています。
実際2人が出会うことはなかったのですが、もしその2人が出会っていたら…という話が今回の物語でもあります。
他にも元ネタがあるそうで、
ラーマは、「ラーマーヤナ」に登場するラーマ王子。ビームは、「マハーバーラタ」の主人公である5兄弟の次男ビーマ。
インド2大叙事詩の登場人物のイメージも重ね合わせているそうな。
全くわからん。
なので、ちょっと整理しますね…
叙事詩とは
物事や出来事を記述する形の韻文のこと。ある程度の長さを持つもので、一般的には民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす。
ラーマヤナとは
この叙事詩は、ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王ラーヴァナに挑む姿を描いている。ラーマーヤナの意味は「ラーマ王行状記」
マハーバーラタとは
直訳すると「偉大なバラタ族の物語」
全体を通して、パーンダヴァ五兄弟(ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァ)とカウラヴァ百兄弟の王位を巡る対立が軸になっている。
ふぅ〜ん
あんまりにも分厚い物語すぎて、ギリシャ神話ぐらい学ぶのにくらっとする分厚さだった。スッゲェ〜
ラーマは、ラスト森の中で戦うシーンでラーマ王子そのものな姿で出てきていました。上半身裸で、オレンジのズボン履いて、弓矢持っているという。
破れ過ぎてた緑のズボンから、何があってオレンジのズボンになったか覚えてないけど、ラーマ王子の装いにそっくりに。ちなみにラーマ王子はビシュヌ神の化身らしくて、ヒンドゥー教の最高神である三大神の一つ。 世界維持の神とされる。 あまねくものを照らす働きをする太陽を神格化した神様らしい。だから火なのかな?
これ、一番うっそーって思った内容なんだけど、ラーマ王子は叙事詩の中で絶対に減らない矢筒を持っていて、弓も絶対に外さないというチートのスキルがあるらしい。
だから劇中の戦闘シーンで弓が尽きなければ、量も増えてたんだね!と納得しました。
ビームに関しては、調べるとビーマ王子要素だけではないっぽいのよね。筋肉隆々で、よく食べるっていうのは似ているんだけど、その他に「 兄貴めっちゃ慕ってる 」「 そこらへんの草でラーマなおす 」「 そもそもラーマ大好き 」っていう設定が盛り込まれている。
そこから推察するに、ラーマ王子を慕っていた「ハヌマーン」というキャラクターの要素と、ラーマ王子の弟(お兄ちゃん大好き)っていうキャラクター要素が合体しているっぽい。
ハヌマーンに関しては、薬草の山を運ぶというなんともぶっ飛んだことをしたキャラクターでもあります。RRRの中でもかなり薬草は出てきていたので、可能性は大ですよね。ラーマ助けるし。
下記記事にサラッと書いてあってなるほどーってなった、おすすめです。
↓
関係性を叙事詩からとってるからこそ、あんな無茶なボディランゲージで会話できたんかなとさえも思ってしまった。
叙事詩に書いてあったんなら仕方ねぇよな!!
03.超人すぎる肉体
※こっからだいぶアホなコメントになっていきます。ネットでいろいろ見ていて納得した迷言として、
走れメロスが2人いる
仮面ライダーみたい
不死身の杉本2人いる
わかる〜、絶対に諦めないし絶対に死なない。
すごい勢いで敵を殺めていくし、爽快感もすごい。絶対に作戦も成功させる。くじけない。敵にいたら絶対に嫌だ。
単純に、トラの筋力に打ち勝つし、サンドバックぶっ飛ばすし、何千人の中で覇気出しながら勝利するし。
自分がイギリス兵側だったらちょっと帰りたいもんね。
肉体美すてきすぎて、髭生えてる黒い男性ちょっとイイなって思ったよね、髭もいいなぁ。
04.ナトゥナトゥ楽しい
まず、歌・踊り・そしてカメラワーク。全て相まってものすごく楽しかった。
ジェイクが一生踊ってるの知らんかったわ!みたいな反応で画角に入ってくるからちょっとじわじわした笑
イギリス人のダンスはわからんが、ナトゥを体で表現するぜ!この熱いパッションについてこいよ!とイギリス人を巻き込んでダンスで争う感じがすごいよかったし、ラーマとビームの関係性が築かれている最中の出来事としてものすごくほんわかしたシーンだった。
ラーマがいつだってビームを助けてくれるし、その意図をわかって全部に乗っかれるビーム。
はーーーーーーーー、もう一回IMAXでみたい。あとこれはちょっと踊れるようになりたいので、今年の目標にでもしようかな。
踊っている場所もすごいよくて、ウクライナのキーウでの撮影だったそうな。戦争前の美しい建物が残っている風景が観れる作品というのもなんだか切ない。
05.肩車はかなり効率がいいのでは?
このためだけにみても全然いいと思うってぐらい楽しい戦闘シーン。
このシーン、既に2時間以上RRRの世界に没入した状態で迎えるので、もう正常な判断はできていなかったよね。
肩車ってこんなに強いんだなぁと、ラリった目で楽しんでました。
コスパの良さみたいなものも感じてしまうぐらい、でかいし、視野も広くなるし、身体能力さえ追いつけばこれでいいんではないかみたいな。
絶対無理なんですけどね?
このシーンから戦闘シーンがかなり熱い展開になるので、最後に向かって一生楽しかったなぁ。
06.一瞬にして直る傷、どっかから灯る火、突然の移動
突っ込んだら負けなのわかるんだけど、わかるんだけど、、、!
なんでビームの作る草薬はあんなに効くんだ。効き過ぎたろ。
って思ってたけど、インドの街中にはいろんな場所に薬草生えてるのは本当らしい。多分劇中マジックはあるものの、使い方わかってる人はあんな感じでできるっぽいぞ。すげぇ。
まぁ、あとはラーマの回復力が鬼ってことだよね。
あと、ラーマが覚醒するシーン、突然弓に火が灯ってるやんね。何マジックだよ。お姉さんびっくりしたよ、なんか見逃してたのかな。いきなり灯ってびっくりした。
個人的にじわじわしてたのが、ビーム結構瞬間移動するんだよなぁ。
シータからラーマの話を聞いているシーン
ラストの武器庫爆走のシーン
いつの間に移動したん?
っていう、時間が歪んでる瞬間は大体ビームがその場にいるから、なんかそういう星のもとなんかなと思いながら見てました。
07.くびを横に振る癖はなんだ
ビームがジェニーによくやっている仕草だったので調べてみたら、これ世界共通で困惑するインド人によくあるムーヴだったらしい。
インド人は同意するときに、首を傾けるように振るらしい。
ぶんぶん振るのではなく、“顔は正面を向いたまま、左右に小首をかしげるように振る”というジェスチャーはイェスっていう動きらしい。
昔っから根付いてるインド人の常識なんだなぁ。
08.終わりに
初めてのインド映画がこの映画で良かったと心底思いながらこの記事を書きました。最後までめっちゃ楽しいじゃん、RRR。こんなに楽しませてもらえるとは思っていなかったよ。
記事書いて、ポップアップ行って、動画作って…色んな意味でコスパがよかった作品でした。
まだみていない人はぜひ、間に合ううちにRRR見てみてください。きっと、あなたの一週間の糧となりますので…
それではまた!