引っ越しと寄せ鍋 ~かりんの子育て日記~
うちのお姫様がこの世に生を受けて、90日過ぎまして。ママになったのも90日。数週間前から、やっと夜にまとまって寝るようにったんです!
(良い子だぁ💛)
夜中も3時間ごとに起きていたあの日々に、ピリオドを打てる日がくるなんて( ;∀;)
そこで、里帰り子育ても今月で終了です。
ママが住んでいる都会の狭い1DKは、エレベーターなし4階。
子どもと住むには狭いし、マンション内の住民は一人暮らしがほとんどなので、ベビーの泣き声に理解を得られる可能性はかなり低い。ましては、ベビーカーと赤ちゃんを抱えて4階を上り下りするのは、かなりの苦行。なんてたって、シングルマザーのワンオペですからね。ウキャー!!
という事で、父と話し合い、今月末に実家へお引越しになります!!
実家は、私が小学校1年生の頃、父が購入した戸建て住宅。むかーし、6人家族で住んでいたところに、今後は父に私と娘の三人暮らしとなります。
という事で、先日、引っ越し準備のため、一時帰宅。2か月のベビーを抱えて帰宅プラス引っ越し準備は本当に大変やった(泣)
実家から自宅は車で2時間。自分と娘の二人でバス帰宅も調べてみましたが、どう考えても難しい(JRはないので、バスで2時間半となってしまう)。バスの中で泣かれたら、電車のように連結部で待機、とかする場所もないし。まだ首がすわっていないからか、抱っこ紐を使うと泣いてしまうし、ベビーカーはバスだと開いた状態で乗れないので意味がない・・・。
父にお願いして、車を出して手伝ってもらう事になりました。
(父上様様です。老後は私が頑張ります!)
土日を使って行うので、もちろん父にも宿泊してもらいました。
ニトリで父のお布団を購入し、引っ越し準備へ!
だが、終わらない!!なかなか終わらない(涙)
そして、頻繁にお姫様が泣く!ミルクの時間は当然のこと、下着交換も環境が違って出ちゃうのか、頻尿過ぎる~。
一回泣いたら、早めに泣き止んでほしいあまりに、すぐ抱っこをする。
なかなか泣き止まない時もあるし、私の腕や肩がぱんぱんになって凝って仕方がない。
そのぱんぱんの腕で引っ越し準備するから、痛い痛い。
引っ越しが終わらなくてそわそわしているのか、また泣き出したらどうしようと思ってそわそわしているのか分らなくなってくる!!
この腕や腰の痛さは、引っ越しのせいか、姫を世話しているせいか、両方なのか、分からなくなってくる!!
くはっ!叫びたい!しんどくて、叫びたい!
チャゲ&飛鳥を歌いたい!!!
(もう)イヤー嫌、イヤー嫌、ya-ya-ya-!!
余談ですが、リサイクルショップの方に訪問で来てもらった。冷蔵庫、洗濯機、ガスコンロ、炊飯器の3年ものをお願いすると。値段がつくのが冷蔵庫だけで6000円。洗濯機だけ7年ものなので、処分対応とのこと。洗濯機の処分料金5000円で、最終的にお渡しは1000円です。
キャー!!もっといくと思った!!
(ここは、もう1回歌っておこう)
イヤー嫌、イヤー嫌、ya-ya-ya-!!
はて、この2日間で何個の段ボールを作って、何回ガムテープを付けただろうか。
くったくたになりながらも、引っ越し準備を終えて日曜の夕方に実家へ帰宅した。
とてもじゃないけど、夕飯を作る気力はない。(姫が泣いちゃって、父が作る日が多いけど 笑)
そこで、近所の中華レストランでテイクアウトをしようと父に提案。車で遠出は父の運転なので、お礼としていつも私が支払いをする。
二人分だけど、その日は、お昼にかつ丼をUver Eatsして食べきれなかったので半分残っていた。
そこで、父の分のみテイクアウトに。
父にばれると、それなら家にあるもので食べると言い出すに違いない。頼まない事は黙っておかなければ。
電話で家に着く前にお店へ電話しようとすると、父は言った
「ここの料理は量が多いから、かりんはハーフを頼む方が良いんじゃないか?お昼も残していたし」
「ああ、私はあの残ったかつ丼食べるよ」
・・・やばい!言ってしまった。
「なに?!それなら父さんだって、いらないわ。一人分だけ頼むなんて店にも悪いし」
「え?!なんで?食べなよ!」
「いいよ」
やってしまった、車内は完全に嫌な空気に。二人とも疲れのピークなので、余計にピリピリしてしまっている。
チャイルドシートに乗った姫は、眠そうに頭をゆらゆらさせている。
家についてから、大急ぎでたくさんの荷物を車から降ろす、姫のミルクグッズやおむつグッズ。べビ―バスにハイローチェア、我々の宿泊荷物。
もうくったくたやぁ!!
リビングテーブルで放心状態の私の前で、父はカップ麺を用意していた。
「え?本当にテイクアウトしないの?」
「ああ、これで大丈夫だ」
「ダメだよ!こんなに運転したのに、体によくない!今、店に電話するから」
「いいんだよ!もう取りに行くのも、店で食べるのも面倒だ」
私も父も相手に負担をかけないようにと必死なのと、疲れのピークでおかしなテンションになっていた。
頑固な二人の言い合いは、止まらない。
「ダメだよ!!絶対よくない、それなら私が鍋でも作るから。寄せ鍋のタレ買ってたよね?」
「お前は、亡くなった母さんに似て、頑固だな!」
父の皺だらけの顔の中でも、このときは、とくに眉間に皺が寄っていた。
「それは、お互い様でしょ!」
私は、車内で眠そうにかくかく揺れていた娘の頭と同じくらいかくかくさせながら、野菜を切った。
「何やってんだ、私は。もう眠いのに、もう寝たいのに」
父は美味しそうに寄せ鍋をはふはふさせて食べてくれた。
「うん、美味いよ!美味い!」
ああ、良かった。
その日は、いきなり10℃以下の気温にもなっていて本当に寒い日だった。食べながら、食べたものが体に吸収される感じがして、やっぱり鍋にして正解だと思った。
私は、限界の中で料理したことで逆になんでも出来そうな気分になっていた(ドラゴンボールで言うところの、スーパーサイヤ人な感じ)。
髪の毛は、間違いなく逆立った金髪。
よっし、スーパーサイヤ人だ、なんでも出来る。
この田舎で人生を楽しむ、という★のボールを探し出すぞ!!