昭和であった11 〜おやつおやつ!1〜
子供時代の昭和30年代を思い返すと、世の中はまだ栄養事情が大分悪かった様に思う。
体現的には砂糖がそれ程不足していたとは思わなかったが、いつも甘いものが欲しかったので、今よりも砂糖がずっと高価だったのだろう。
親の目を盗んでこっそりジャムや白糖を舐めて母親から怒られた記憶もあるので、もしかすると子供には糖分が不足していたのかも知れない。
それでも戸棚の缶容器にはささやかな『おやつ』がいつも用意されていたし、僅かながら買い食いのお小遣いも持たせてくれていた。
一方世の中にはチク