世界グルメ旅 「イタリア・フランス国境の街 ヴァンテミーリアでお勧めのリストランテ " La Vecchia Napoli "」
SNCF(Société Nationale des Chemins de fer Français/フランス国有鉄道)のニース・ヴィル駅(Gare de Nice-Ville/ニース市駅)から電車で48分、途中モナコ、メントンを経由してイタリア西端の街ヴァンテミーリアに着く。
ヴェンティミーリアは市街から西へ約6kmほどのところにフランスとの国境が走っており、鉄道や道路が接続する「国境の町」である。因みに、フランス語ではヴァンテミーユと発音する。
ヴァンテミーリア駅はフランス国有鉄道マルセイユ・ヴェンティミーリア線の終点にしてトレニタリア(旧イタリア国鉄)の始発駅という国境駅である。
ニースから僅か1時間弱で国境を越えイタリアに入ってしまうため、ヴァンテミーリア駅を降りると聞こえてくる会話はすべてイタリア語。訪れるたびにいつも不思議な感覚にとらわれる。
ニースやモナコに滞在中、本格的なイタリア料理が食べたくなると気軽に電車に乗り国境を越えイタリアのヴァンミーリアに食事に出かける。
ヴァンテミリアでよく食事をするのは、海岸に向かい、地中海に流れ込むRoya川にかかる橋を渡ってすぐにあるリストランテ " La vecchia Napoli"。
本格的なForna a legna(薪窯)を備えたこの店の売りはなんと言ってもピザ。シンプルなマルゲリータが特にお勧め。
そして海沿いの街ならではのお楽しみシーフード。お勧めなのは地中海で獲れた新鮮なムール貝を白ワインで蒸し焼きにした "ムール貝のワイン蒸し"。
締めはパスタかリゾ(リゾット)のどちらか。お気に入りは松の実とバジル素材としたリグーリア地方特産ののパスタソース"ジェノベーゼ"(地元ではペストと呼ぶ)でシンプルに仕上げられたスパゲティ・コン・ペスト(スパゲティジェノベーゼ)と、フンギ・ポルチーニ(ポルチーニ茸)の旨味が染み込んだリソ・コン・フンギポルチーニ。ともに超絶に美味しい。
ヴァンテミーリアを訪れた際にはぜひ立ち寄ってほしいリストランテだ。
La Vecchia Napoli
Via Trossarelli 28, 18039, Ventimiglia Italy