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ワンマングルメNo.22 「超弩級のインパクト! 百反通りの隠れた名店 "魚玉 "の海鮮丼」

 巨大な高層のビル群が立ち並び、まるで子供の頃に思い描いた未来都市の様相を呈する品川区大崎エリア。

 大崎駅はJR山手線、JR湘南新宿ライン、JR埼京線、りんかい線、そして最近乗り入れが始まった相鉄線と、実に5つもの鉄道が乗り入れる一大ターミナルである。

 そんな大崎も、元はと言えばSONYや明電舎の工場と、その協力工場がひしめく工業エリアであり、工場群が高層ビルやタワーマンションに変わった今も、駅から少し離れれば昔の風情を感じさせる風景が展開する。

 特に大崎から戸越、第二京浜国道、中原街道へと抜ける全長およそ1,100mの百反通り沿いには昔の面影が色濃く残っている。

 今回紹介する"魚玉"は、そんな百反通りに面したお店だ。

 外観、そして店内の作りから、恐らくかつては魚屋だったと思われるこの店、その名の通り新鮮な海鮮物が食せる店として知る人ぞ知る人気店である。

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 この店、夜は新鮮な海鮮を肴に一杯といった居酒屋営業だが、昼はランチとして、とてもその値段ではありえないという内容の海鮮丼を提供してくれる。

 訪れた日の海鮮丼は、酢飯の上に盛られたのはマグロの赤身と中トロ切り落とし、ホッキ貝とサーモン、締めたイワシと甘海老、カンパチの切り落としと厚焼き玉子に加え、なんと大トロの切り落としと、さらに生うにがトッピングされるというなんとも贅沢な内容。それに甘海老の頭で出汁をとった味噌汁が付く。これで締めて1,000円(税込み)!

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 もちろん刺し身の鮮度は最高。大トロを口に含めば大トロ特有の甘が口中いっぱいに広がり、追い生うをすれば脳内から快楽物質が溢れ出て思わず目を閉じニンマリ。続けざまに甘海老出汁の味噌汁をすすれば悶絶必至。

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 駅からは若干離れていはいるが、労を惜しまずぜひ訪れてほしい名店である。

魚玉
東京都品川区西品川3丁目5−2
03-3494-1494


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鳴海邦彦 / KUNIHIKO NARUMI OFFICIAL
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