マシンチューニングの基礎知識 LSD(Limited Slip Differential) LSDの取り出し・分解・チューニング・組み込み(組み込み編)

 LSDはオーバーホールしたら、デフケースに組み込まなければならない。基本的には取り外しの逆の順序で作業を進めていけばいいが、組み上げるには多少のコツも必要だ。

 その前に一つだけ注意しておきたいのが、1ウェイの場合、LSD本体を組み上げる際に必ずプレッシャーリングの向きに注意すること。これは実際にあったトラブルだが、「いざ装着して走り出したら、アクセルオンでLSDが効かずに、オフだけで効いてしまった」という、笑い話のようだが、笑いごとではないことも起こりうる。プレッシャーリングはどちらの向きにも組めてしまうので、元々の組み方をよく覚えておくか、回転方向をしっかりと把握したうえで組み上げたい。

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