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#エンジンチューニング
マシンチューニングの基礎知識「マフラー交換」
排気ガスの力を利用してタービンを回転させているターボチャージャーにとって、マフラーは極めて重要なチューニングアイテムとなる。
事実、ターボエンジンの場合、パイプ内径の大きマフラーに交換しただけで過給圧が上昇し、簡単にパワーアップしてしまう。
これはパイプ径の拡大により排気ガスの圧力が低減されたことでタービンブレードの回転がスムースになるためだ。
チューニングの基礎知識「ターボチャージャーとは?」
ターボチャージャーは、排気の力で回転するタービンホイールとエンジンの中に空気を送り込む役目をするコンプレッサーホイールの組合せによって成り立っている。そして、2つのホイールが1本のシャフトによって連結され、それぞれのホイールがハウジングの中に納まった構造になっている。つまり、タービンホイールが排気の力で回転すると、同軸上のコンプレッサーホイールが回転し、そこで発生する回転力によってエンジンの中へ
もっとみるマシンチューニングの基礎知識「吸・排気系チューニングの基礎知識」
エンジンの吸入系統はエアクリーナーからスロットルバルブ、インテークマニホールド、インテークバルブまで、排気系統はエキゾーストバルブ、エキゾーストマニホールド、エキゾーストパイプ、マフラーまでがおおよその経路である。
吸入系はシリンダーの中に入る空気をできるだけ多く入れることが目標で、排気系はエンジンの排気に加わる圧力をできるだけ少なくすることが目標になる。
エンジンには、シリンダーが備え
マシンチューニングの基礎知識「フライホイールの軽量化」
フライホイールの軽量化はエンジンのレスポンス向上に大きく貢献する。
フライホイールとは " はずみ車 " のことで、エンジンのクランク軸後端に取り付けられた金属製の円盤の名称である。
フライホイールはエンジンの始動時に極めて重要な役割を担うパーツである。
マシンチューニングの基礎知識「ターボチャージャーの大型化とそれに伴う燃料増量」
自動車用の過給器として最も一般的に普及しているのがターボチャージャーである。
ターボチャージャーは、排気ガスの出口であるエキゾーストマニホールドと直接組み合わされるタービンハウジング、過給圧を作り出すコンプレッサーハウジング、そしてその中間に位置するセンターハウジングにより構成されている。
タービンホイールとコンプレッサーホイールは同軸上に配置されており、タービンシャフトが回転すると同時
マシンチューニングの基礎知識「ポート研磨」
エンジンをパワーアップさせるためには大量の空気と燃料が必要だ。
これはターボエンジンでも自然吸気エンジンでも基本的には同じ。
大量お空気をスムーズに取り入れるには吸気系チューニングが不可欠となる。
その代表的なものが " ポート研磨 " である。
マシンチューニングの基礎知識「ボアアップ」
過給器を持たない自然吸気エンジンの場合、排気量がそのまま出力性能に影響する。
これは、自然吸気エンジンがピストンが下降する際に生じる負圧でしか空気を取り入れる事ができないためで、故にピストン径やストロークの大きい、つまりは排気量の大きいエンジンほど出力向上には有利なのである。
自然吸気エンジンをパワーアップする際に、最も手っ取り早い方法として使われるのが、ピストン径を拡大する事により排気
マシンチューニングの基礎知識「バルブスプリング」
カムシャフトがバルブの「開き」を担うパーツならば、バルブスプリングは開いたバブルを元の位置に戻す、すなわち「閉じる」ことを担当するパーツである。
そのためハイカムシャフトに交換するなどして最高回転数がアップした場合には、それに伴いバルブスプリングの強化が必要となる。
なぜなら、バブルスプリングの強度が不足するとカムシャフトの動きに追従することが困難となり、高回転域で回らなくなってしまうか
マシンチューニングの基礎知識「メカチューン総論」
エンジンのチューニングには大きく分けてメカチューンとターボチューンの二つの方法がある。
そのうちメカチューンはエンジンチューニングの王道とも言える手法であり、本格的なターボチューンを施す際にも併用される。
メカチューンとは、簡単に言えばエンジン本体に施すチューニングである。
具体的にはエンジンを構成するパーツを強化したり、あるいは軽量且つ高精度にする事によりエンジンのパフォーマンスを
マシンチューニングの基礎知識 「ターボチューンの基礎知識」
ターボチューニングのキモは、「タービン前とタービン後」である。
ターボチャージャーは、例えるなら水車のようなもの。水(排気ガス)の流れをスムーズにしてやれば、その回転も速くなり効率も上がる。
具体的には、エキゾーストマニホールド(タービン前)からターボチャージャーを経て、フロントパイプからエキゾーストパイプ(タービン後)という一連のフローを見直す事から始める。