チャレンジ精神を育む
12月中盤に入り寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩されていませんか? 小生は少し風邪気味です。ですので、今回のnoteは辛口になるかもしれませんが、心してお読みください!いつも辛口ですけどね🤣
今回は頭がボーッとしている状況で書いていますので、ところどころわかりづらい表現になっていましたら、メッセージでお知らせください🙇
約200字程度書いたところですが、タイトルが思い浮かばずどうしようかと悩んでいます💦 まぁ、最後まで書き上げたらタイトルも思い浮かぶと思いますので、書いてみますね〜
▼チャレンジしない日本人
日本人の創業・起業の割合は欧米諸国と比べてもかなり低いです。
アメリカがダントツで高く15.6%となっている一方、日本はその1/3となる5.3%に留まっています。
その原因は色々と分析をされていますが、例えば日本には起業を促すような環境にない(周囲に起業家がいない、起業するためのサポート制度がない、等)や、日本では社会的課題が少ないなどが挙げられています。
しかし、私が考えている原因は、学校や家庭、社会において、まだまだ起業・創業より、会社に「雇われる」働き方がいいと思い込んで、雇われて働くことを勧めていることが大きな原因だと思っています。
起業・創業する上で必要な知識を得るための「雇われて働く」ことは重要ですが、単に会社などで「雇われて働く」ことが「安定」となり、それが「幸せ」につながるという幻想が学校や家庭、社会には残念ながら多く占めています。
それを裏付けるデータが、マイナビで調査されています。
「安定」といえば「公務員」ですが、景気のいい時は民間志望が増え、不景気になると公務員志望が増える傾向は前からありますが、特にコロナ禍で先行きが見えない状況ではやはり公務員志望が増えている傾向にあります。
民間は「厳しい」「残業がある」などのイメージはありますが、公務員は「楽である」「定時に終われる」という幻想があり、昨今のコロナでの生活対策や経済対策などで仕事に追われていることも知らずに入職してから実際は違ったとか、思っていたより給料が安かったりしたと不平を漏らす人も多いのです。
結局のところ、「安定」を選んだがためにチャレンジする気持ちも無くし、仕事の「使命」よりアルバイト的な感覚で職場にいる時間を労働時間と勘違いして、「これだけ会社のために時間を費やしているのに」という生産性が上がらずとも、「職場にいる時間」だけを「仕事をしている時間」と思い込む人が増え続けているのです。
過去のnoteに「仕事の価値」をテーマに書かせていただきましたが、AIにとって変わられる作業を「価値ある働き方」だと勘違いしている人が、まだまだいます。
「安定」を選んでいる限り、起業・創業という働き方を選ぶ人は少ないでしょうし、労働者と雇用者の視点は違う為、労働者側からすると「権利を守れ」ということになり、雇用者側からすると「会社の維持発展することで給料が払えるのだ」というような、「卵が先か鶏が先か」の論点で延々と繰り返されるだけで、チャレンジ精神はさて置いての日本なのです。
▼資本主義とは「労働の搾取」から生まれるもの、搾取したお金は社会に還元し、人のチャレンジを応援するもの
日本という国は資本主義国家でありながら、アメリカと比べると労働者を法律で手厚く保護している国です。
バブル経済期の日本は、世界のトップを走っていましたが、バブル経済崩壊後は労働者の賃金はほぼ上昇せず、挙げ句の果てに諸外国に賃金レベルが追い抜かされているわけです。
30年もの間、全くバブル経済崩壊から脱却できていないのかというと、そうではなく、バブル経済まではいかなくても好景気の時期はあったわけです。しかし、会社が適切な社会への投資を行わず、安に労働経費が安い発展途上国に生産施設を移転させ、そこで更なる労働の搾取を行いながら、内部留保が国家予算を大幅に上回る規模にまで拡大させているにも関わらず、適切な社会への投資を拒み続けているのです。
それであれば、労働者に還元しろよって思いますが、雇われ社長が増えている中では、そういうチャレンジをする社長すらいなくなり、労働者もチャレンジしないだろうなと思ってしまいます。
まぁ、労働者側も決まって支払われる給料を自分への投資をしていない人も多く、会社の不満は周りに漏らすのに、自分の仕事のクオリティを上げようともせず、今の仕事が気に入らなければスマホで転職サイトに登録して採用されたら即転職するといった、言わば「恩を仇で返す」ようなことを平気でする人も増え続けて、将来の日本を背負えるのかと心配します。
話を戻しますが、アメリカでは日本ほどの労働者保護は法律で行なっていませんが、その代わり、生産性の高いクオリティのある人材は日本の何倍といった報酬が得られます。アメリカはお金をかけるところにはとことんお金をかけますが、「無駄」と思ったら一銭も出しません。
日本の雇われ社長は批判を受けたくないため、あえてチャレンジをすることを避けて「横並び」を選択しがちです。
ここで、トヨタ自動車の豊田章雄社長が会長を務める日本自動車工業会の記者会見で、同会長が次のように語ったそうです。
なかなか内部留保が国家予算を上回るくらいにあり、労働者を資本として還元する会社が少なく、毎年のように従業員の賃金アップすることは非常に難しい状況である中で、「給料が上がることは当たり前」というマスコミのスタンスに一石を投じた会見だと思います。
先ほど「卵が先か鶏が先か」というお話をさせていただきましたが、どちらかが始めない限り、今より良くなることはないのです。
資本主義は「労働の搾取」ですので、搾取した分は会社の維持や将来投資に使う費用以外は社会に還元すべきだと思います。
還元を受けた社会は、チャレンジを促す機運を高めていくこと、そのことで恩返しすることができます。
コロナ禍やウクライナ侵攻により、物価高騰と社会への閉塞感が溢れるこの時代だからこそ、チャレンジできる社会基盤を構築していくべきだと思います。
▼高校生たちのチャレンジ精神を育む
以前のnoteで「SHARE BASE つむぎや」のDIY工事を手伝ってくれた、地元の佐野工科高校の生徒たちを覚えていますでしょうか?
1年生の時に床貼りやクロス貼りを手伝ってくれた生徒たちも、早いもので来年3月には卒業するそうです。
日本政策金融公庫から、高校生たちのビジネスプラングランプリを募集しているけれども、地元の高校を紹介してもらえないかというご相談を受け、佐野工科高校のことをお話すると、一度お話しする機会を設けてほしいとのことで、紹介させていただきましたが、このグランプリに登録したのは、なんと「SHARE BASE つむぎや」のDIYに参加してくれた生徒等でした。
通常の授業を受けた合間にビジネスプランを作る作業は大変だったと思いますが、約半年間かけて頑張ってくれました。残念ながらファイナリストには選ばれませんでしたが、人生の中で何度もチャレンジする機会に恵まれるものではないので、チャレンジしてくれたことに敬意を表したいと思います。
この提案では、ボードゲームカフェを提案されたそうですが、コロナ禍の影響で校内での学園祭は中止になったので、実践できる場所を探していたそうですが、そのお話を受け、「つむぎやAmenity」で開催していただきました。
オープンの時はお客さんは少なかったそうですが、昼前頃から大勢のお客さんが来られ、中にはボードゲームカフェと言っているのにも関わらず、ケーキだけを買って帰る人もおられたそうです( ̄▽ ̄ll)ゞエヘヘ
企画するだけでなく、実践までつなげていることが素晴らしいと思います。
少しでもチャレンジする機会や環境があると、その街にない新たな息吹が生まれてくると感じた瞬間でした。
まちでチャレンジする機会と環境が整えば、まちは活気づくと思います。
▼お知らせ
それでは、恒例のお知らせをさせていただきます。
●つむぎやオープンマルシェ
日時:2023年1月29日(日)・2月12日(日)・2月26日(日)・3月12日(日)
・3月25日(土)・3月26日(日) いずれも10時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
つむぎやAmenity(泉佐野市栄町4番18号)
つむぎやオープン会場(泉佐野市栄町1235−6、1227-4)
内容:飲食、物販、サービス等を集めたマーケットイベントを開催します。ぜひお越しください。(出店者は各回とも異なりますので、決定しましたらHPやSNS等でお知らせします)
●地域住民と共創するアーティストインレジデンス
日時:2023年1月28日(土)・1月29日(日) いずれも10時〜、13時〜、15時〜
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)2階
内容:商店街を含むさの町場界隈で、各地で活躍しているアーティストを招き、その街に因んだ絵画をコンセプトから描写までみんなで創りあげていくイベント。ウォールアートの実践の前に瓶や植木鉢を使って描くことに慣れてもらうワークショップです。
今年もあと2週間を切りましたが、寒さが募る日が続きますので、体調を崩さぬようにしてくださいね(´ρ`*)コホンコホン
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