自分の意見には価値がある?
4年おきに開催されているFIFAワールドカップですが、今回は予選突破も難しいと言われていた日本が、優勝経験のあるドイツ・スペインを破り、まさかの(失礼🙇)グループ首位での予選突破をし、一気に盛り上がりましたけれど、残念ながら決勝トーナメント初戦のクロアチアとの対戦で120分の激闘の末、PK戦で負けてしました。PK戦で負けたことで、ドイツ紙などは批判的なことが書かれていたそうですが、次のブラジル戦でクロアチアが同じくPK戦で勝ったことから、日本の評価がまた上がったところです。
しかし
PK戦の順番を立候補制にしたことが批判されていますが、帰国後の会見でキャプテンを務めた吉田麻也選手が、記者がPK戦の順番について森保監督に質問した回答への補足として、
と語りました。
この吉田選手の神対応は、ネット上で監督とキャプテンの信頼関係が素晴らしいなど多数の好感的な意見が出ています。
こうした関係性を築けることは素晴らしいことと思いますし、まちづくりに取り組んでいる一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの(以下「VRS」)も見習いたいと考えています。
今回のテーマは、結果論で話をする人が多い中で、特にコンサルなどは結果論で話をする人種が多いため、自戒の念を込める意味も含めて、優秀だと思い込んでる人の意見の価値について書かせていただきます。
▼自分の意見には価値がある?
よく役職が上の人だったり、自分が優秀だと思い込んでる人たちにありがちな、人の話をきちんと聞かずに、相手の話を途中で遮ったりして、自分の意見を「語る」パターンに出くわしたりした経験はありませんか?
確かに、まとまりのない話を延々とされると、聴く側としては「何が言いたいのか早く言ってくれよ」と言いたくもなりますが、筋道立てて話をしている最中に横槍を入れられて、自分の話や意見ばかりを「語る」のは良くないですよね。
相手が言いたいことを察知してアドバイスなどを言いたくなるという衝動に駆られる気持ちはわからないでもないですが、相手の話も最後まで聞かないと趣旨が違う場合も往々にしてあるので、その軌道修正をするのに余計に無駄な時間がかかったりします。
それより何より、話を遮ってまで話をする価値があるのかって話です。
大抵の「語る」人は、自分の話を「価値がある」と思い込んでいますが、大抵の場合、それほど「価値はない」ものです。
その理由として、自分が価値があると思っていても、育った環境や今の生活環境、年代や社会的な立場の違いなどで価値観が異なることから、必ずしも他の人も価値があると感じてもらえるものではないからです。
▼結果論は誰でも言える
冒頭で述べたクロアチア戦でのPK戦の立候補制の賛否ですが、結果から言うことは誰でも言えることです。立候補制を採用してもしなくても、それぞれの課題はあるのです。
結果だけを見て意見を言うのは誰でもできることで、この手法はコンサルなどがよくする手法です。
特に大きな関わりがなくても、その担当者に少し意見を聞きに行っただけで、コンサルは自分が関わったからこれだけ成功したと言う話をよく聞きますが、関わった当事者にお話を聞くと存在すら記憶にないということも往々にしてあります笑
話を戻しますが、結果がわからない時に方法などを選択することは色々な選択肢がある中でどの方法がベストかを考えるわけで、事前に判断し得るデータがある場合を除き、その結果が伴わなかったとしても仕方がないことです。
結果が全てだという人もおられるかも知れませんが、結果とは実行という行為により引き起こされたものであり、実行に移さなければ今よりよくなることはないのです。
その責任や覚悟がある人だけが実行に移し実践するわけですが、その責任や覚悟ある行動の結果が伴わないからと言って批判することは、その結果の責任や覚悟を放棄した人がすべきではないのです。
▼大事なことは自己中な考えを捨てること
トヨタでは会議をするとき、7つの無駄を排除しているそうです。
主観を除いた客観的事実に基づき会議をしたり、人のプライドで進まない仕事を排除することなどを通じて、結果的に時間短縮につながり、結果にコミットするスタイルです。
自分で「価値がある」と言う話を、価値を理解できない人に語ってもわかるはずもないわけで、そのことで相手を批判することも、きちんと伝えきれていないことを棚に上げてるわけですから、違うように思います。
要は、世の中は自分だけで回っているものではなく、色々な考え方の人がいて、世の中が回っていることを理解すべきなのです。
自分ファーストではなく、自分の考えている価値観を共感に変えて、みんなと共創していくことが大事ではないでしょうか?
トヨタの7つの無駄を、自分に置き換えて排除していきませんか?
▼お知らせ
恒例となりました、これからのイベントを紹介します。
●つむぎやオープンマルシェ
日時:2023年1月29日(日)・2月12日(日)・2月26日(日)・3月12日(日)
・3月25日(土)・3月26日(日) いずれも10時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
つむぎやAmenity(泉佐野市栄町4番18号)
つむぎやオープン会場(泉佐野市栄町1235−6、1227-4)
内容:飲食、物販、サービス等を集めたマーケットイベントです。現在、出店者を募集していますので、興味のある方は下記のメールアドレスまで件名を「【マルシェ】」としていただき、お名前、連絡先、出店希望の場合は出店内容、その他お問合せ内容も記載の上、メールをお送りください。
info_vrs"あっとまーく"Jcom.zaq.ne.jp
※「"あっとまーく"」を「@」に変更してお送りください
●地域住民と共創するアーティストインレジデンス
日時:2023年1月28日(土)・1月29日(日) いずれも10時〜、13時〜、15時〜
3月24日(金)〜29日(日)・3月25日(土) 時間未定
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)ほか
内容:商店街を含むさの町場界隈で、各地で活躍しているアーティストを招き、
その街に因んだ絵画をコンセプトから描写までみんなで創りあげていくイベ
ント
●パートナー企業(賛助会員)募集
内容:VRSの活動理念・趣旨に賛同し、VRSのつながりを通じて、さの町場及びその周辺エリアの振興を目指すパブリックパートナー企業(賛助会員)を募集します。ご趣旨ご賛同の上、ご入会を通じてぜひご支援していただきますようよろしくお願いいたします。今回ご紹介しました「つむぎやオープンマルシェ」などVRSの自主事業で行うイベントのチラシに広告掲載をさせていただきます。なお、2023年3月31日までに入会申込みをしていただきますと、入会金(3万円)が免除となります。
年会費:10万円
特典:VRS主催のイベント等で配布するチラシでの企業ロゴ掲載
VRSに相談のあった業務(物品調達、改装工事など)の紹介 など
※詳細は下記の画像をクリックしていただくと、詳細を示したサイトに移動します。
また今回も辛口になってしまいました💦
近々、来春オープンする施設のことについて書かせていただきます!
日に日に寒さが増していますが、体調を崩されないようにしてください!
それではまたお会いしましょう!