ソンミサン・マウルから学ぶまちの起業
つい先日まで猛暑だったはずが、9月も終わりを告げようとした今日この頃、朝晩めっきり涼しくなりましたね~ みなさん、体調を崩さないようにしてくださいね!
さて、バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)初となる「小商い」をテーマにしたスクーリングを開催することとなりましたので、今回のテーマは「小商い」についてお話させていただきますね~ 小商いについて、過去のnoteでもご紹介させていただきましたので、そちら↓ もご覧ください!
ソンミサン・マウル
先に紹介させていただきましたnoteでも、少し「ソンミサン・マウル」に触れさせていただいていますが、このソンミサン・マウルは、韓国ソウル市麻浦(マッポ)区の城山周辺にある村です。
このソンミサン・マウルは、25世帯のコミュニティから約20年でその70倍となる約1,500世帯が暮らすコミュニティにまで発展し、ソウル市で最も住みたいまちに選ばれているそうです。
共働きの夫婦が安心して子どもを預ける保育園がないということから約20世帯の家族によって取り組みが始まりました。1994年に「共同保育協同組合我が保育園」を設立し、図書館を含む3つの保育園を次々と設立しました。2001年には「麻浦ドゥレ生活協同組合」など新たな組織も立ち上げました。現在、ソンミサン・マウルの「コミュニティ」には約1,500世帯と70以上の団体が活動しています。(韓国の社会的経済の事例(24)「iCOOP消費者生活協同組合」HPより引用)
ソンミサン・マウルの住民は、まちで課題が出てきたら、コミュニティ全員で話し合いをして、その課題を解決するために仕事をつくってきたそうです。しかもその活動資金は住民の出資というからすごいですよね!
ソンサミン・マウルのことをもっと知りたい方は、現在、絶版になっているみたいで、中古本でしか入手できませんが、「まちの起業がどんどん生まれるコミュニティ」という本をご覧ください。
また、VRSのサポーターの「さのサポ」のメンバーがこの本を読んだ感想もnoteに書いていただいていますので、こちら↓ もご覧くださいね!
ソンサミン・マウルから学ぶまちづくり
さて今回、VRSがなぜこの村にことをお話するかですが、先ほどもお話しましたように、まちの課題を解決するために、コミュニティが立ち上がり、コミュニティの人たちが出資し、そして仕事にし、コミュニティが支えあうまちづくりをしています。VRSでもまちの課題(空き家問題・人通りが少ない・商店街が衰退してきているetc.)を解決するために、設立された団体でして、ソンミサン・マウルの取組は非常に参考になるわけです!
空き家問題
近年、少子高齢化と人口減少化に直面し、それに伴い空き家が増え続けています。2018年では、建物のなんと約7軒に1軒が空き家なんですね!😲
この空き家を活用するため、全国の各地で空き家をリノベーションをして、店舗や事務所として活用する動きも活発になってきています。 我がVRSも空き家を活用して、まちに賑わいを呼び寄せる取組みを民間のプレイヤーとともに進めていて、現在、3つのプロジェクトが進行中となっています。詳しくはこちら↓ をご覧くださいね~
こうした取組みは不動産オーナーと借りたいという人のマッチングが成立して、まちの活性化につながっていくのですが、貸主となる不動産オーナー側にも都合や条件があり、また借主側にも借るための条件がありといった感じで、貸主と借主の温度差もあることから簡単に問題解決できるものではなく、マッチングするにも大きな壁が立ちはだかっているため、その問題解決の糸口を見つけるため、VRSとしてもいろいろな取り組みもしています。またこちらの取組については、別の機会にお話させていただきます!
新たな働き方について
遊休不動産(=空き家)の活用も課題ですが、しかしながら活用したいっていう人がいなければ、需要と供給のバランスの観点より供給過多になってしまい、空き家問題の解消にはつながりません。
ですので、VRSは、「起業」というハードルを下げ、まちの課題の解決につなげていくことができる「小商い」をテーマにした人材発掘と育成を行うため、今まで何らかの事情で社会に出て働いていなかった人や、週末起業をしたい人に対して、自分が本当にやりたかったこと、自分の得意や長所を活かせることで、愉しく稼ぐというテーマにスクールをさせていただくこととしました!
「はたらく」という意義
民間の求人サイトが実施した働く理由についてのアンケートの結果では、20代~30代では5割以上が「生きていくため」と答えていました。
しごとってお金を稼ぐことがメインかと思いきや、しごとのやりがいを感じるときはというアンケートでは、「お礼や感謝の言葉をもらうこと」、「仕事の成果を認められること」、「目標を達成すること」などが挙げられており、ここに挙げられている項目の大半が、VRSが取り組もうとしている「小商い」に当てはまるのです!
月3万円ビジネス
今回、VRSのアドバイザーの嶋田洋平さん((株)らいおん建築事務所代表取締役)からのご紹介で、矢口真紀さん(choinaca合同会社代表)に泉佐野にお越しいただき、ワークショップを開催していただくことになりました。
どれだけ働いて月3万円なのか、月3万円が多いのか少ないのかといった質問が多いそうですが、矢口さんのお言葉では、
月に3万円しか稼がないちいさなビジネスは、競争からは縁遠いところにあります。だから、仲間と協力しながらアイデアを出し合って、たくさんつくることができます。そして、都会でもない、田舎でもない、ちょっと田舎だからこそできることがあります。「月3万円では暮らせませんよ!」と思うかもしれません。それなら「月3万円ビジネスを10個」という考え方はどうでしょう。たとえば、今やっているパートやアルバイト、日々の仕事をすこし減らして、自分ならではの月3万円ビジネスを3個、5個つくって、たのしく両立するのもいいかもしれません。家事や育児のスケジュールとあわない「就職」でもなく、資金面でも精神面でもハードルが高すぎる「起業」でもなく、はたまた本業を経済的に補完するだけの「副業」でもない。自分と社会を幸せにする小さな仕事を複数もって、たのしく稼ぐ「複業」スタイルで、やりたかったことを、今すぐに、やれることに変えていきましょう。(わたしたちの月3万円ビジネスHPより引用)
と紹介されています。
お金を稼ぐために働くということは否定しませんが、身を粉にして働いてストレスをためて体や心が壊れてしまっては元も子もありません。ガッツリ稼ぐという人がいて、また、自分らしく、また楽しく、そして勤務時間といった制約を受けずに無理のない働き方で稼ぐという働き方、それが「小商い」であり、そういう働き方もあっていいと思います。
わたしたちの月3万円ビジネスワークショップ体験ワークショップ
あなたのやりたかったことはなんでしょうか? そのやりたかったことをカタチにしてみませんか?をテーマに、矢口さんをお招きして、11月16日(月)に体験ワークショップを開催します!
参加料無料ですので、この機会にあなたもぜひご参加いただき、月3万円ビジネスを体感してみませんか? 各地で取り組まれている通称"3ビズ”の取組がわかり、あなたの新たな一歩を踏み出せるかも!
このnoteをお読みいただき、興味を持っていただいた方はこちら↓ からお申し込みをしてくださいね(2020年11月6日(金)17時30分まで受付)
Yahoo!パスマーケットが苦手な人はこちら↓ でもお申し込みができます!
一度しかないあなたの人生、あなた自身で輝かせてみませんか?
今回も長くなっちゃいましたが、今日はこの辺で!では、また!👋
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