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バリュー・リノベーションズ・さの 第2章

 前回のnoteは、活動報告会の直後でもあり、かなりあっさりしてした感じになってしまいまして、すみません<(_ _)>
 年度末ということもあり、業務が立て込んでいて、なかなか自分の時間も取れない状態が続き、疲れもMaxでした()´д`()ゲッソリ
 月も替わって4月、新社会人たちが社会に羽ばたきだす時期でもあります。
 また最後にお知らせしますが、バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)も新たに羽ばたきました!
 これからもよろしくお願いします<(_ _)>
 ということで、今回のテーマはVRSの「NEXT STAGE」についてお話させていただきます。

◆さの町場に春が訪れる

①LOCAL CREATOR養成講座

 4月2日は、LOCAL CREATOR養成講座カリキュラムの最終日だったので、VRSメンバーも総出で参観しました(←小学校的な言い方ですねw)
 3か月という長丁場の講座でもあり、脱落しないかなと思っていたのですが、そこは、講師を進んで受けてくれました、奥大輔さん(一級建築士事務所  Azzurro Design Studio代表)の懇切丁寧な指導もよかったため、1人も脱落することなく、最後までやり遂げていただきました。

LOCAL CREATORたちを指導していただいている奥さん

 現在ATCのエコプラザで出展しているVRSのブースで掲出されるデザインを、2週間後にコンペ形式で決めるわけですが、3人のLOCAL CREATORたちがどんなデザインを制作してくれるか、今から期待でワクワクしています。

②偶然の出会い

 このあと、「駄菓子屋きくりん」がオープンすると伺っていたので、みんなでお邪魔しようと向かいました。

すると

縁があってVRSに物件を紹介してほしいと言ってこられたタキキタさんという青年がひょっこり顔を出して、

「ども、お久しぶりです」

と声をかけてきてくれて、店に入らせていただいて、少し談話させていただきました。

ナス洋装店の様子

 不動産オーナーと間を取り持って、借りられるというお話までいったので、そのあとはタキキタさんにお任せしていたのですが、それが2ヶ月前でそこからあれよあれよと店内改装をして、オープンまでこぎつけたそうです。
 タキキタさんのお友達に工務店関係の人がいて、お互いの時間のある時に、セルフリノベーションをしたそうで、改装前の中を知っている者からすると、「あの店舗がここまで変わるのか」と感心してしまいました。
 ちなみに、以前入っていた店の名前が「ナラ洋装店」という名前をもじって、「ナス洋装店」にしたそうです。
 名前の由来は、泉佐野界隈でしか採れない「泉州水なす」からきているそうで、このタキキタさん、泉佐野愛が半端なくすごく、販売しているTシャツのデザインに、泉佐野市のシンボルマークとも呼べる「ゲートタワービル」をモチーフにデザインを描かれていました。

③駄菓子屋きくりん到着

 30分程度、タキキタさんとお話をしてから、駄菓子屋きくりんにお邪魔しました。
 行く前は、あまりPRしていなかったので、「お客さんが来ているかな?」と心配していましたが、予想に反して、お客さんが切れることなく、次から次へと来られていて、一部商品は完売していたみたいです! 

駄菓子屋きくりんの商品ラインナップ

 キクチさんの人柄が送させているのだと思いますが、お花もたくさん贈られていて、キクチさんがこの場所で駄菓子屋をやるためのサポートをしていただいた、80%エイティーパーセントの荒木さんがお花を贈っていただいてました。

(株)80%からの開店祝い

 思い起こせば、ほぼ1年前、キクチさんがVRSの事務所のドアをたたき、いきなり入ってきた様子が思い出しました。あの頃は、今までと違った環境で仕事をしたいと仰られて、今まで務めてきた仕事を辞められた直後でしたが、なかなか自分がしたいと思える仕事に出会ず、浮き沈みがありましたが、嶋田さんや荒木さんからのアドバイスも受けながら、1年でお店を開店するまでに至りました。
 ご本人も、1年前はこんなことになっているとは、心にも思っていなかったでしょうね。

駄菓子屋きくりんの店主のキクチさん

 駄菓子屋きくりんの隣の別の店も4月15日頃にオープンするそうで、長年シャッターが閉まっているお店が建ち並ぶ、さの町場近くにある「つばさ通り商店街」に、長かった冬が去り、春が訪れようとしています。

◆春は出会いと別れの季節

①デジャブ(déjà vu)

 駄菓子屋きくりんにお邪魔したあと、前に行けなかった空き家の中を写真に収めてほしいと、嶋田さんのところのらいおん建築事務所から依頼されていて、そこにお邪魔して写真を撮りました。
 その後、一度行ってみたかったお店があるので、せっかくだから行ってみたいという声が上がり、その店に行ことしたところ、フリーマーケットの看板が出しているお店の中から、

「お久しぶりです」

と声をかけられ、中からひょっこり顔を出したのは、以前「つむぎや」に出店されていた方でした。
 この人は、夜の部で出店していただいたのですが、運悪く、緊急事態宣言が発令され、店も20時までしか開けられず、最後の最後まで緊急事態宣言に悩まされ、3か月で出店を辞めた方でした。
 今も、色々なことをしているみたいで、元気そうだったので安心しました。
 そこでフリーマーケットの商品を買わせていただき、いざ目的のお店に向かって出発しました。
 歩くこと15分、ようやく目的のお店に着いたのですが、人気店ということもあり、完売して店が閉まっていました。
 残念ですが、仕方ありません。きくりんところで買った駄菓子を口にほおばりながら歩きながら戻っていったときに時計を見ると、とうに2時30分を回っていて、どこかでご飯を食べようと言って、味に定評のあるお好み焼き屋さんに行きました。
 このお店は、お客さんの評判はいいのですが、気に入らないことを言ったりすると、店員さんから怒られるところが、たまに傷ですw

あまりにお腹が空いていたので食べた後に写真を撮ってしまいましたw

 ちょうど1年前、和歌山市のポポロハスマーケットが最後になるということで、VRSメンバーでお邪魔したときの模様を過去のnoteに書かせていただきました。

 この時の様子をぼんやり頭に思い起こしながら、同じようなアングルで写真を撮られてしましましたw

お好み焼き屋さんでの写真
ポポロハスマーケットで獲った写真

②佐野工科高校のリノベーション授業

 3月30日に佐野工科高校を卒業した生徒たちが、昨年5月から始まっていた、つむぎやでのリノベーション授業の最終日を迎えました。その時の模様を過去のnoteに書いていますので、そちらも併せてご覧ください。

 この生徒たちは3月に既に卒業しており、やり残した箇所があるからと言って、時間の都合の合うメンバーが来てくれて、最後の授業を受けました。

最後の授業を受ける生徒たちと奥田先生、アドバイスに来られた袋谷さん

 一年前に撮った写真を見ると、すっかり大人になりましたよ~w

リノベーション授業が始まった頃の模様

 残念ながら提案された最後までは完成できませんでしたが、斬新ざんしんなアイデアをひっさげ、最後の授業が終了しました。

佐野工科高校の生徒たちが作ってくれた壁面

◆何をやるかではなく、誰とやるか

①バリュー・リノベーションズ・さのの財産

 VRSの立上げ当初は、本格的なまちづくりをした経験のない者ばかりが集まり、活動をしていましたが、何人かスタッフは去っていきましたが、今なお活動を続けさせていただいています。
 それは、外のいろんな人たちがVRSに関わっていてくれて、そして、VRSを支えてくれていること、つまり、外部の方々の存在が大きなかてにつながっているのかなと思います。

 こういう人たちって、VRSにとっては財産なんですよね。こういう人たちがいるからこそ、VRSは活動を続けられるし、またVRSは活動を続けなければならないと思うわけです。

 それだけでなく、やはりVRSの活動資金の大きなウエイトを占める「SHARE BASE つむぎや」と「つむぎやAmenity」の不動産オーナーさんのご理解が大きな糧につながっています。

SHARE BASE つむぎや
つむぎやAmenity

 こういう貴重な人たちこそ、VRSだけでなく、まちの財産なんです。
 VRSの実績は、VRSに関わってくれた方々の実績なのです。

②誰と組むかが重要

 自分の実績をあげたいがために、人のあがりをとろうとする人や、人が考えたスキームなどを猿マネする人が多い中で、いくら人のマネをしたところで、自分の実績にはつながらないのです。
 よく、「過去にこんなことしてきた~」とかいう人っていますが、それは過去のことであり、「今は何をしているの」って感じです。
 いつまでも過去の実績(かどうかわからないことも多いですがw)にこだわっていて、そこから進化の無い人とは、新制VRSではお付き合いできません。もちろん、VRSから去っていった人や、衰退産業をめざす公務員も同じです。

何をやるかより、誰と組むかが重要!

◆バリュー・リノベーションズ・さの第2章

 バリュー・リノベーションズ・さのは、4月1日より、「一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの」に事業譲渡をし、活動を続けます。

ロゴ

 HPやSNSはそのまま引き継がせていただきますが、しばらくの間、新法人への移行作業中、現在のまま使わせていただきます。

そして代表は

嶋田 洋平 代表理事

嶋田洋平さんです!

 事情があり、嶋田さんに頼ませていただきましたが、嶋田さんからは、「エリアリノベーションとしては実績が出たので、今度は僕が経営について関わらせていただきます」と仰っていただきました。
 活動するには原資が必要であり、それを行政頼みにすると、行政や政治家の言いなりにならざるを得ず、持続するまちづくりにつながらない取組みまでしないといけなくなるため、無駄な労力と経費を使わなければなりません。
 だから自分たちでお金を稼ぎ、「ほしい暮らしは自分でつくる」ことが大事なのです。

 新制VRSは、できない言い訳をするのではなく、できることから見つけて活動していくことをモットーに、これまでの実績にこだわり過ぎず、これからの結果にコミットしていこうと思います。

新制VRSのCREDO

 これまで活動につきましては、3月27日開催の「~VRS活動報告会~NEXT STAGE~3人の想いが紡ぐまちの再生物語」の模様を、期間限定(4月15日まで)で無料でご覧いただけますので、まだご覧になられていない方は、ぜひこの機会にご覧ください。

活動報告会のチラシ(画像をクリックしていただくと動画のリンク先へ移動します)

 新制VRSでは、これまでの「SHARE BASE つむぎや」と「つむぎやAmenity」の運営のほか、まちライブラリーの運営や、ミライ・カガヤク・ワークショップ、なりわいテーブルなどの女性たちが社会で活躍できる委託事業を受けて、補助金に頼らないまちづくりをめざしていきますので、これからも応援の程、よろしくお願いします<(_ _)>

法人化のお知らせチラシ


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