未来をデザインする
いや〜、時間の経つのって本当に早いですよね〜
ついこの間、「新年明けましておめでとうございます」って言ってたのに、気がつけば今年ももう2ヶ月が経とうとしているんですよ!
こりゃ、年をいくのも仕方ないですねw
まぁ、指を咥えていると、あっという間に時間は過ぎてしまうので、悔いのない人生を送るためには、今やれることを少しでもいいから取り掛かっていくことが大事なんですよ〜( ̄/Oヽ ̄) オーイ!!
と、まぁ自分に言い聞かしているところも無きにしもあらずですがw
今回のnoteは、以前にも書かせていただきましたが、来月から開催します、自分の成長と未来をデザインするワークショップについてご紹介させていただきます。
■燃え尽き症候群に陥るサラリーマンたち
燃え尽き症候群って言葉、ご存知ですか?
「バーンアウトシンドローム」ともいうそうですが、厚生労働省のサイトでも紹介されており、「それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること」と定義されています。
昭和の団塊の世代から平成のバブル期・ロストジェネレーション世代までの期間に会社で働いたサラリーマンたちは、身を粉にして働き、定年を迎えた途端、仕事もしなくなると「抜け殻」になってしまったりします。
一方、少子化に伴い社会保障を負担するはずの若い世代が年々減少している中、退職金と年金だけで老後を暮らすことはかなり難しい局面を訪れようとしています。
一生サラリーマンで過ごすとなると、定年延長が社会の風潮になってきているとはいえ、60歳前後で役職定年としている企業が多い中、役職定年後もその企業に勤めた場合、役職を担っていなかった若い頃のようなモチベーションと体力が維持できるのかという問題があります。
人生100年時代と言われる中、年金も税負担も年々悪化することが懸念されている状況では、60歳で現役引退にはなかなかいかず、一生現役を続けなければいけない時期がすぐそこまで差し迫っています。
■何もしないと退職後「抜け殻」になる
サラリーマン時代に接待や残業などと称して、仕事の忙しさにかまけてしまって、何のスキルアップもキャリアアップもしなかったら、下の記事に書かれているように退職後「抜け殻」になってしまいますの注意しましょうね〜
スキルアップやキャリアアップで最初に思いつくのが、英会話や資格取得などが真っ先に思い浮かぶと思いますが、それ以外にもスキルアップやキャリアアップにつながる方法はあります。
例えば、地域活動もそうです。地域活動では収入アップにつながらないとお考えの方、それは間違っています。
自営業を営まれている方が率先して活動したりしますが、なぜそんなことをしようと思うかご存知ですか? 全員の方ではないですが、それは、自分の本業につなげられるようにしたいという理由があるからです。その仕事の業種にもよりますが、地域住民をターゲットにした業種なら、地域で一緒になって活動すると、顔見知りになり、そこから仕事につながったりします。
身の回りの出来事でどこに頼んだらいいのかわからないことって多々ありますよね〜。そんな時に顔見知りの人に頼めるだけで信頼関係もあるので頼みやすいですしね。
商工会議所や青年会議所なんかもそういう繋がりを重視した人たちが活動したりするのもそういう理由からです。
まぁ地域活動は一例ですが、いま勤めている会社だけで定年を迎えて、その間は安定した給料がもらえるからと言って、何もスキルアップなどに取り組まずに定年を迎えると、退職後に「抜け殻」状態になってしまい、挙げ句の果てには年金と退職金だけでは生活できなくなる時代が訪れます。そうなってから「働かないと」と思って仕事を探しても後の祭りです。つながりもキャリアもスキルもなければ、過去の役職からは程遠い仕事しかありつけなくなります。過去のnoteにそのことも触れていますので合わせてご覧ください。
■「パラレルキャリア」という考え方
いま財務省では国民の税金と社会保障費を負担する割合である「国民負担率」を公開しています。これによると昭和50年には負担割合が25%程度だったのが、47年経過した令和4年には、その倍近くまで膨れ上がっています。税は所得等で課税されるので年代関係なく負担することになりますが(ただし年金制度については議論の余地はあります)、社会保障費の負担は現役の労働者が負担することになるため、少子高齢化が顕著に進んできている現状では、若い世代の負担、特に現高齢者に支払われている年金の負担が重くのしかかってくることがわかるでしょう。
年々少子化が進む中、年金制度を将来も維持するのであれば、現役世代の年金負担率は年々増えるか、今の年金制度を変えるのであれば、今の現役世代は今の年金受給者ほどの金額(貨幣価値)までもらえないということになります。
そうなると「生涯現役」という言葉が現実味を帯びるのがよくわかるでしょう。
特に中高年世代に差し掛かった世代は現役で活躍できる期間は限られてきています。スキルアップやキャリアアップは今からでも遅くないということは理解してもらえると思います。
ピーター・F・ドラッカーが「明日を支配するもの」の中で「パラレルキャリア(第二の仕事)」を提唱しています。
パラレルキャリアとは、本業を持ちながら、第二の活動、例えば別の企業への就職や自営業、ボランティア活動のような社会貢献など、収入を目的としないさまざまな場所などを行うことであり、「複業」とも言われています。
今の仕事を辞めて、新たに起業するには収入が安定しないことであったり、事業が軌道に乗るまで時間がかかり過ぎてしまうなどの問題があり、そのことが原因でスキルアップやキャリアアップへのモチベーションにつながりにくいということがありますが、この「パラレルキャリア」とは、本業を持ったまま第二の活動をすることで、スキルアップやキャリアアップに繋げられるというメリットがあります。
もちろんいいことばかりではないですが、収入を主目的にするのではなく、ある程度軌道に乗った段階でワークシフトできることが何よりもいいことだと思います。
■VRSが取り組む「パラレルキャリア」とは
今回、一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)では、女性に向けたパラレルキャリアのワークショップを開催します。
パラレルキャリアに取り組む理由として、VRSの4年近くの活動の中でお会いした女性たちは、やりたいことはあるものの、安定した収入と限られた休日を返上してまで小商いをしたくないという方が多かったことからです。
世間では「副業」が認められつつありますが、制度はできてもまだまだハードルが高いみたいです。
であれば、ドラッカーが提唱する「パラレルキャリア」に基づき、本業を持ちながら自身のスキルアップやキャリアアップにつながるサポートができないかという発想から今回ワークショップを開催することになりました。
VRSとしても初めての取組のため、手探り状態で始めるのですが、以前、「なりわいテーブル」でお世話になった松村美乃里さん(つなぐば家守舎取締役)にも企画段階からご協力いただき、3日間のワークショップで開催することになりました。カリキュラムは次のとおりです。
好きややりたいだけでは「仕事」になりにくい面もありますので、自分の強みを知って「やりたいこと」「やれること」「やるために必要なこと」を理解していただき、実践に向けたカタチに仕上げていく3日間のワークショップとしています。
自分が活動する場所の具体的なイメージがあるとわかりやすいかと思い、「つむぎやAmenity」で自分のやれることを考えるカリキュラムとしました。
開催期間は1週間で終わるためかなりタイトですが、その分、自分のアツい想いを維持できる期間でもあると考えていますので、自分のスキルアップなどに興味のある方はぜひご参加ください。
●女性のためのパラレルキャリアLABO
日時:2023年3月18日(土)・3月21日(日)・25日(土) いずれも11時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)ほか
参加費:3,000円(3回目を除く軽食・飲食代含む)
内容:いまの自分よりステップアップしたい!自分の成長をデザインしたい!いまの生活では得られない経験を通じて活動の幅をひろげてみたい!そんなあなたにピッタリの3日間の短期集中型ワークショップを開催。3回目には松村美乃里さん(つなぐば家守舎取締役)を招き、実例を踏まえてアドバイスしていただきます。
■お知らせ
今回のnoteはかなり長くなりましたが、お決まりのお知らせですw
●つむぎやオープンマルシェ
日時:3月12日(日)・3月25日(土)・3月26日(日)
いずれも10時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
つむぎやAmenity(泉佐野市栄町4番18号)
つむぎやオープン会場(泉佐野市栄町1235−6、1227-4)
内容:飲食、物販、サービス等を集めたマーケットイベントを開催します。ぜひお越しください。
※3月12日開催分の出店者が決定しましたので、お知らせします!
●地域住民と共創するアーティストインレジデンス事業
日時:2023年3月25日(土)・3月26日(日) 両日とも10時〜正午、13時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
内容:南海泉佐野駅から海側エリアに新たな人の流れを創り出すため、駅近くにある「SHARE BASE つむぎや」の外壁を使って、アーティストの加藤文子さん(AK design代表)が縁取りした作品に、加藤さんと参加者が一緒に絵を描いていただくワークショップです。
みなさんも”今やれること”から自分のスキルアップにつなげていきませんか?