2%の世界を覗いてみる
コーヒーの中に溶け込んでいるコーヒーの成分は2%といわれる。
98%は水で、2%がコーヒー豆から抽出されるもの。
だから水は非常に大事。
ところで、カップ1杯が150cc(150g)だとすれば、そこに溶け込んだコーヒーの成分は3g。(150×0.02=3)
たくさんのコーヒーラバーがおいしくコーヒーを淹れたいとしているのは、このわずか2%の部分を追求することに等しい。
たった2%の話だが、されど2%。
どうかしているとも感じるが、体温が1℃上下するだけで体調が大きく変わることを思うと、それに近いものともいえそうだ。
2%という数字はこれまで読んできた本から得た知識でしかない。
実際のところはどうなのか?
どうしようもなく気になって購入したのがこちら。
コーヒー中に溶け込んだ固形分(TDS:Total Dissolved Solid)を計測する機器。(コーヒー濃度計)
さっそく使ってみたところ、TDSが1.85%…
飲んでみるとめちゃめちゃ濃い。(あえて濃く入れてみたから狙いどおりではある)
ちなみに僕が普段から淹れて飲んでるコーヒーだとTDSが1.1%ぐらい。
その差たったの0.7%。
とはいえ、1.85÷1.1≒1.68なので、ざっくりと1.5倍は濃いということになる。
世界から見た日本の本州は小さいけど、日本から見た本州はめちゃめちゃ大きい、みたいな感じだ。
コーヒーの中に溶け込んでいるコーヒーの成分はわずか2%。
その中のわずかな差が味わいに大きく影響することを実感した話。
しかし、なんだかすごい世界に足を踏み入れてしまったような気がしないでもない(笑)
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