コーヒーとジャム理論
コーヒーにジャムを入れるとおいしくなるという話ではない。
やったことがないので万一、いい組合せを発見したら教えてほしい。
お店のメインブレンドを10月1日より、以下の3種類に設定。
・かろやか(かるめ)
・あじわい(バランス)
・ふかみ(濃いめ)
変更した理由は「名前=味」を連想しやすいシンプルなものがいいなと思ったから。
以前よりずっと、お客さんがコーヒーを選んでくれるようになった。
たった4日間の集計結果にも関わらず、あきらかに。
常連さんの中には1種類ずつ試そうとしてくれる人も多く、あたりまえと言えばあたりまえかも知れない。
ただ、これまで「ブレンド」とか「コーヒー」というオーダーに対して、
「(コーヒーメニューページを開いて)どちらにされますか?」
「じゃあ(メニュー1番上の)〇〇ブレンドで」とか、
「選ぶんですか…」とか、
「何でも大丈夫です」とか。
どこか、わずらわしさみたいな空気があったような。
それがなくなったのだから、自分の中では結構大きな変化を感じている。
そして、これが「リアル・ジャム理論@コーヒー」なんだなと思った。
マーケティングではお馴染みのジャム理論。
商品棚に並べるジャムの種類は何種類が最適かという話。
・1種類
・6種類
・24種類
たくさんあった方が良さそうな気がするけど、多すぎると逆に選べなくなるそう。
選ばなかったものの方が良かったかも…という後悔を想像してしまうこともあるらしい。
逆に1種類のみの場合、お客さんから見ると「イエスorノー」(選ぶか選ばないか)を突きつけられるようで、強制されてる感が働いてしまう。
(商品棚サイズにもよるけど)この事例だと6種類がちょうどいい、みたいなのがジャム理論。
メインブレンド3種類がはたして最適なのかはさておき、少なくとも「飲みたいテイストを選ぶ」機会が増えたのは間違いない。(しかもたった4日間で)
正直なところ、コーヒーのオーダーが分散し過ぎると淹れる側が大変になるので、種類はほどほどにしたい。
という観点からすると、やはり3種類が妥当なような。
いずれにしても思い切ってやってみて初めて気づいた話。
結局、何事も「まずやってみる」なんだよなぁ。
ちなみに僕個人のおすすめは「かろやか」。
少しフルーティーな風味もありつつ、香ばしさと甘い余韻のある、かろやかタイプ。
タイミング合いましたらぜひ!
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