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教えること伝えることは生きがい

2024年10月4日。

この1ヶ月、ずっと頭の中にあった課題がようやく(ひとまず)片付いた。


中学生を相手に「カフェ経営者として大切にしていること」をどうやって話そうか?


こちらの中学校では全国でも先駆け、外部講師を招いて職業について学ぶ機会を設けられてきたそう。

ありがたいことに、ふとしたきっかけでこちらに参加させていただくこと3回目。

初回は15名、2回目は20名、そして3回目の今回は32名の生徒さんを前に。

正直なところ、前回までは僕の中では不完全燃焼感があって、伝える難しさを痛感。


物事を相手に伝えるときは中学生でもわかるように。


伝え方について多くの先人がその言葉を残してくれているし、僕も常に意識していることだけど、相手はリアル中学生。

何が難しいかというと、わかりやすさもさることながら、興味関心を維持すること。

自分が中学生だったころ、わからないものは当然として、わかるような気はしても一方的に話を聞くことに終始する授業はどこか退屈だったし、あまり記憶に残らなかったように思う。


せっかくの機会をどうやって記憶に残る楽しい時間にできるかな?

それをひたすら考えていた1ヶ月。


過去2回の授業後(後日受け取る感想)には「勉強になった」「楽しかった」という声をもらって一安心。

一方で、(教室の前から全体を見ると結構わかるのだけど)ちょっと退屈そうにしている生徒さんも見受けられたので、僕なりに次の機会や似たような機会があればどう改善しようかと授業の後には反省点の洗い出し。


そして今回、生徒さん32名への授業。

まさかの増員である(笑)

ありがたい話ではあるけれど、難易度がさらに上がった感を抱きつつも「二度あることは三度ある」もとい「三度目の正直」を体現すべく、あの手この手でプランを練り練り。

テクノロジーも駆使してタイムスケジュールも提案してもらうとか、

AIに相談しながらタイムスケジュールを練りました

心づよいスタッフ2人にもお手伝いしてもらうとか。(めっちゃ助かった!ありがとう!)


で、実際にやってみたのはこんな内容。

すごいこと語った風に見えなくもない黒板

①自己紹介&「知ってみる、経験してみる」ことの大切さの話(座学)

②コーヒーを飲みながら(体験)
③カフェのお仕事内容の話(座学)

④全員にコーヒーを淹れてもらう(体験)


座学と体験を交互に織り交ぜながらの進行。

②では僕がお店で淹れてきたコーヒーを生徒さんに配って試飲タイム。

④では僕とスッタフの計3人で、それぞれ10人の生徒さんを相手にコーヒーの淹れ方のレクチャーからの各生徒さんによる実践タイム。


結果、過去2回よりもずっとよかった。※個人の感想です。

話を聞いてるのにちょっと飽き始めたぐらいで体験をはさむ。

それを2セット。

途中、体験(飲む、淹れる)の部分ではわちゃわちゃが行き過ぎてしまう場面もあったけど、1人1人にコーヒー体験してもらえたのが最大の成果かなと。


日頃はマンツーマンのコーヒー教室をメインにしている僕にとって、1対多という形式はなかなかのチャレンジ。

今回は2人もサポートに入ってくれたおかげで、過去2回では実現できなかった景色が見えたように思います。(Yさん、Aさん、ありがとう!)

貴重な機会をくださったY先生も本当にありがとうございました!

まだ改善の余地はありそうなので、更なるブラッシュアップをして次の機会(4回目?とか別の案件)への準備しておきます。


教えるとか伝えるとかって僕にとっては生きがいなのかも、と感じた話。


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【お店の案内】

オンラインショップにて自家焙煎コーヒーを販売しています。


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