あをによし 桜よし 空もよし 道がよし【山辺の道】奈良あるき 後編
今朝は朝もかなり早い時間から、ピーヒョロピーとモーニングコール。
時計を見たら・・・4時・・・真っ暗よ。
二度寝。
起きてからそっとカーテンを開けて覗くと・・・
本日は後ろ姿から。
あっ、こっち向いた!
ピーチクパーチク。
ちなみに何鳥かしら?
さて、昨日の続きです。
檜原神社からの美しい二上山を見て、その先になります。
山を出て、一般道に合流。
しばらく住宅地を歩きます。
ここは穴師というエリア。
纏向遺跡の近くになります。
この辺りは景色がよく、山辺の道の中でも萱生町と同じくらい好きなところ。
萱生町かこのあたりにいい家があったらな〜と思っている。
山辺の道は下る方向だが、反対の坂を上がったところにあるのが
相撲神社。
日本の相撲の発祥の地ということになっている。
もともと神事だった相撲、歴史は古い。
相撲神社の横を奥に進むと、これまたなかなか雰囲気のある古い神社が佇む。
参道の樹々は若々しい葉が光に透け、生き生きと輝いている。
大好きな季節の到来を喜ぶ!
山にはポツンポツンと淡いピンク色が点在。
山辺の道沿いにある万葉の花園
その中で可愛く咲いていたのが
菜の花につられて進んできた先に・・・
見事な桜スポット!
ここは中田みかん農園内の休憩スペース。
みかん狩りなどもできるところ。
知っていたが寄ったことはなかった。
はっさくを買って、名残惜しいが先を進む。
景行天皇陵の近くの畑に見たことのない、かわいいコが咲いていた。
しゃがみ込んで写真を撮っていたら、この畑のオーナーさんが
名前を教えてくださった。
「十二単」と。なんて古風な・・・
はじめて知る名前、感動で名前をつぶやいていたら・・
オーナーさん曰く「よくあるよ」と。
大好きな紫の花、見れば見るほど変わった形。
そのオーナーさんが、ご婦人二人に説明していたのが
大和橘!
日本の固有種である橘。
ひとつ分けてくださりました!
さ、どんどん進みますよ。
行燈山古墳を通り過ぎ、住宅街に入りすぐ出てくるのが
天理トレイルセンター。
そして長岳寺。
この日はひとまずここが終点。
今日も渋い、長岳寺。
これからお花の季節で美しく彩られる。
青紅葉を見にまた来ます。
おまけ
ということで、最高のお天気の春の山辺の道を歩くことができ幸せ!
色鮮やかな花が溢れ、若葉が萌え始め、
生命力みなぎる春と初夏のはざまを歩いた。
本日のお土産
桜井駅近くの産直市場で早々に入手した、こごみ。
そう、歩き始めてすぐにこのクルクルと出会っていた・・・笑
今年もたくさんの桜を愛でることができた。
桜は花だけでなく、言葉の表現として我々日本人の生活に浸透している。
父が余命宣告を受けたとき、主治医は
「今年の桜が観れるかどうか・・」とか
「この調子なら来年の桜も観れるかも・・」と、そういう表現をした。
ちょっと抵抗のある表現だった。陳腐だと。
と思いながら、自分はあと何回この桜が見ることができるか・・・
やはり特別な花なのでしょうね、日本人にとって。
山辺の道をあるく、2024年春の巻でした。