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短編『記憶の森の魔女』がPrime Reading になったので、ちょっと語ってみた
拙著『記憶の森の魔女』が、2025年3月31日までの半年間、Prime Readingになりました。
Amazonのプライム会員なら無料で読めるこの機会に、ぜひ読んでみてくださいね。
短いお話なので、さくっと読めると思います。
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毎回同じような宣伝文句ばかりになってしまうので、今回は少し変わった視点から、この短編を語ってみたいと思います。
Prime Readingには、過去3度選出されていますが、毎回『記憶の森の魔女』が選ばれています。
『記憶の森の魔女』は私の処女作にあたる作品です。
そして、評価は拙著の中で一番低いです。
評価のグラフを見ても、他の作品は上から綺麗な階段形式になっていますが、『記憶の森の魔女』だけ、他と違った形になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1727401091-awc1sFYEqhdiASXG7kCIKu0z.png?width=1200)
低評価の方がコメントを残してくださることは少ないのですが、否定的なコメントを総合すると、初めから展開が読めてしまった、というパターンが多いと思います。
あとは、文章の拙さ、想像していた内容と違ったというカテゴリーエラーかな。
ネタバレになってしまうので内容には深く触れませんが、私はこのような現実がある、ということをできるだけ多くの人に知ってほしいと思い、この物語を書きました。
なので、初めから展開が読めてしまってつまらない、という低評価がつけばつくほど、私の想いが叶ったことになり、そのうちこの本は、役目を終える日が来るのだと思います。
というか、終わって欲しいと願っています。
とはいえ、評価が低いと、やっぱりちょっと切ないのですけどね。
ただ、コメントを書いていただいている方は高評価をしてくださっている方が多く、どれも本当に嬉しいお言葉ばかりです。
評価が低くても、世に知ってほしいと思っている物語はこの本なので、Prime Readingに選ばれるたびにとてもありがたく、嬉しい思いです。
ですが……!
実は違った意味で、この本が選ばれるたびに、少しへこんでいる私がいます。
拙著の中で一番読まれている作品は『今度君に逢えたら』なのですが、この作品はまだ、Prime Readingに選ばれたことがありません。
というか、処女作である『記憶の森の魔女』以外は、選ばれたことがない状況です。
私は、新しい作品を書くたびに、これが今私の出せる全てだ!と思い書いているので、当然、最新作が一番良い作品になるよう、努力しているつもりです。
でもねでもね、ずっと処女作が選ばれてると、なんか私、最初の作品で力尽きてしまったのでは……なんて思ったりしちゃうんですよ。
根っからのネガティブ体質なもので!笑
まあ、そんな不安を抱えつつ、書くことが好きなので、結局ずっと書き続けているわけなんですけども(照)
そんないろいろな思いを抱えた『記憶の森の魔女』。
私の中では大切な作品であることは間違いないので、この機会にぜひ読んでいただけましたら幸いです。
そして、『記憶の森の魔女』が収録された短編集、『おもちゃの指輪が絆ぐ時』は、いわば『記憶の森の魔女』を完成させるために作った短編集とも言えるので、気に入っていただけた方はこちらの短編集も読んでいただけますと、私が小躍りして喜びますので、どうぞよろしくお願いします。
内容はちょっと重たいのですが、できるだけ多くの人に届けたいと思って書いた作品たちです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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