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人と触れ合うことで得られる大切な感情

旅行にほとんど行くことができなかった私だけれど、旅先でしか出会えないと思っていた景色や文化に、自宅にいながら触れることができる。
ほんのひとときさんのnoteは、そんな素敵な世界を毎回届けてくれます。

それが今回は、タイトルに私の知っているお店の名前があって、とてもびっくりしました。

散歩をするようになってから、地図をよく見るようになって、気になるところがあれば、いつか行ってみようとチェックしています。
そんな中のひとつに「らいおん商店」さんがありました。

地図に「駄菓子屋」と書かれていて、この時代にまだ駄菓子屋が!と思うと同時に、こんな場所にポツンとあって、お客さん来るのかな?などと勝手に心配。
ロケーションからして、私の想像では、おじいちゃんかおばあちゃんがお一人で経営されている、昔ながらの、古い駄菓子屋さんだろう、と思っていました。

実は、お店の前まで言ったことがあるのです。けれど、その日はあいにく閉まってました。(これ、私のことを良く知っている方はわかると思うのですが、私にとっては「行ってみたい場所にひょっこり行くと開いてなかった」というのは通常運転なのです笑)

縁がなかったのかな、と思ったけれど、記事を読んだら、そもそも土日にしか開いておらず、時間も13:00からとのこと。

私の想像と真逆なお店で、早く!早く後半が読みたい!と更新を待っていました。

そして本日、通院の際の待ち時間に、なんとなくスマホでnoteを開いたら後半が更新されているじゃないですか!
早速読み始めました。
そしたら!
もう、良い話すぎて、途中で涙が溢れそうになり(あ、やばい。これは家で読まないとあかんやつや!)と、一度読むのをやめようと思ったのですが、やっぱり読みたい!ってことで、何度もじんわり目頭が熱くなり、溢れそうになる涙を、上を向いて必死に堪えつつ読みました。

時間がなければ、せめて後半だけでも読んでみてください。
今の時代に必要な、とても大切なことがたくさん詰まったお店です。

次々と大型商業施設が建設され、個人商店が姿を消し、そしてセルフレジの普及で、子どもたちが買い物を通じて人と触れ合う機会は減っています。
私が子どもの頃は、地域の八百屋や肉屋、そして駄菓子屋も、店主と顔見知りになれる温かい場所がありました。
セルフレジの便利さも、効率化の上で大切ですが、特に子ども時代には、親以外の大人と触れ合う場が必要だと思います。

また、紙袋やオマケのような、子供心をくすぐるアイテム。
そして、親や友達と一緒に、あるいはお金を握りしめて一人で買い物をする思い出。
こうしたものは、セルフレジにはできない、人と触れ合うことで得られる大切な感情だと思うのです。

子どもと大人が言葉を通して触れ合える場、子どもが自分の頭で考えられるようになる場を作ろうって

(中略)

らいおん商店では支払いを済ませると、必ず紙袋にアメをひとつ入れてくれる。ミソは、親が付き添っていれば親の分も入れることだ。

「オマケは、できれば帰り道に一緒に食べてほしいんです。そうすれば味の共有ができるじゃないですか。いつか、『そうそう、オマケのアメを一緒に食べたね。懐かしいね』なんてフラッシュバックをさせたい。この店で生まれたドラマの続編を仕込みたいんですよ。そしてオマケは、親御さんに対する俺からの愛でもあるんです。

「森の駄菓子屋の奇跡──横浜市鶴見区・らいおん商店〈後編〉」より


「らいおん商店」は、すでに次のフェーズにきています。
この素敵なお店が、そして、店主のテグさんの想いが、いつまでもこの場所に残り、未来に繋がっていくといいなと思います。

私、もうすっかりおばちゃんだけど行ってみたいです……大丈夫かな?笑


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