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清-note(幼児教室の現場から)

幼児教室の先生をしています。じっさいにお受験を指導してきた立場から、お若いご両親に知っていただきたいことやお受験への取り組みかたなどをわかりやすくお伝えしていくマガジンです。週に…
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#早期教育

お受験が原因で離婚!?

お受験指導の現場ではときどき予想だにしなかったことが起きます。中でも困るのが、面接練習の最中にけんかを始めるご夫婦です。 はじめは質問の受け答えがうまくいかない、ご夫婦でおたがい言うことがちがうなど、ささいなことがきっかけなのですが、次第にどちらもエキサイトしてきて、面接官役の我々の前で派手な夫婦げんかがはじまります。 お母さまは責めます。曰く、「あなたは日頃から協力的でないのよ!」「質問事項くらいちゃんと予習してきて」といった感じで、対してお父さまは「ぼくは最初から受験

子離れできないお母さま

お受験指導をしていていちばん困るのが、いまだに子離れできていないご両親の存在です。お子さんの方はもう「離陸する」準備が整っており、母親の膝から飛び出していく気まんまんなのに、母親がそれを許さないというパターンです。むろん、これはご本人にそんなつもりはまるでなく、当人はふつうにお子さまの世話をしているだけなのですが、そのことが結果としてお子さまの心身の発達を妨げる遠因となってしまっているのです。 具体的に言えば、お子さまに対して ・服を着せてあげる ・靴を履かせてあげる ・

子の成長速度≫≫≫親の成長速度

「お受験は親で決まる」と前項で書きました。 こういうことを申し上げると、「じゃあこどもはどうなんだ。お受験をするのに子どもの学力やレベルは関係ないのか」という疑問を抱く方もおられるかもしれません。 結論から言うと、そうした問いに対してぼくは、「関係ないわけじゃないけど、こどもはすぐ伸びます」とお答えします。 じっさいこの年頃のお子さまの成長スピードは尋常ではありません。いわゆる「幼児期」と呼ばれる4歳~6歳の時期は心身共に人生でいちばん成長する時期と言っても過言ではあり