電話の研修で応対スキルよりもっと大事なこと(1)
先日、担当していた全4回の電話応対研修を終えました。
受講者が男性数名という少人数の研修です。
でもこの人たちは日本電信電話ユーザ協会が主催する
電話応対コンクールに出るんです。
といっても講師として
入賞を課せられているわけではなく
電話応対が嫌いにならないように
楽しくポジティブに進めてほしい
というのがクライアント企業さんのご希望でした。
その思いにはメチャメチャ同感しますね。
電話応対の指導ってダメ出しの連続になりがちなんで
指導を受ける側はけっこう心が折れるんですよ。
コールセンターのSV時代
後輩に指導を任せると
それがもとで中途退職したり
体調不良になるスタッフを見てきたので
私自身が一番、心を痛めてきたことでもありました。
私が担当したのはユーザーサポート業務に就いている
キャリアの浅い皆さんですが
お客さんの不明点を解決してあげて
「できない」を「できる」に変えてあげるのは
喜ばれて感謝されて、本来なら
すごくやりがいがあって楽しい仕事なんです。
だからこの部門の本当の入り口は
些細な言葉遣いや敬語ではなく
「お客様の課題の解決」を
人に役に立つ素敵な仕事!
と感じることなんですよね。
そう感じていれば
それが応対に出るんですよ。