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絆が深まる読書会「嫌われる勇気」

嫌われる勇気、読書会
第1夜トラウマを否定せよ

みんなで同じ箇所を読んでどう感じたか意見をシェアし合う読書会。
今日も、そのシェアの内容がとても濃かったです。

本を読むということは自分との対話なのだなぁとつくづく感じます。
それぞれ自分の現状や過去を振り返り、 刺さる箇所が違う。
みんなの意見を聞くと、「あ、私もそこ刺さった」とか、
「そういう風に感じるんだ」とか、
みんなを深く知ることができて、絆がより深まります。
なんか、本を通じてなら、自分の本音を話しやすくなるんですよね。

読書会は自分の意見や気持ちを安心して表現できる
心理的安全性を大切にしています。
なので、他の方の意見については書きませんが、
みなさんのシェアがとても深かったです。

私がこの 第一話を読んで感じたことについて書きますね。

過去のトラウマはないと言い切るアドラー心理学に
私は強く賛同できます。
と言うのも、私の身近でトラウマにとらわれずに
自分で自分の人生を選択した人がいるからです。

それは私の父です。
父は第二次世界大戦中に広島で生まれました。
広島に原爆が落とされた時、田舎に疎開していたので、
原爆の被害は受けずに済みました。

戦後の物不足の中で6人兄弟が毎日食べる事はとても難しく、
常にひもじい思いをしていました。
そんな厳しい状況下で、父親(私の祖父)から
よく殴られて育ちました。
顔の形が変わるほど殴られたと言うので、
虐待と言っても過言ではないでしょう。
祖父が特別悪い人だったわけではなく、
あの時代、そういう家庭はとても多かったようです。
祖父は孫にはとても優しい穏やかな人でした。

父は1日も早く独立したく、
高校進学もせずに家を出て働く道を選びました。

父は自分の家庭を持ったら、
決して自分の子どもには暴力を振るわないと硬く誓いました。
そして、それを見事にやってのけました。

私と妹は父から殴られたことは一度もありません。
兄は一度だけ殴られましたが、
それだけのことをしでかしたので、
父はよく耐えたと思います。

自分の人生は自分で選択できる。
どんな過去があっても、
それをどう捉えるかは自分で選択できる。
子どもの時に暴力を受けた過去があるから
暴力を振るってしまう人生か、暴力を振るわない人生か
自分で選ぶことができるのです。

だからと言って、それは簡単なことではありません。
頭ではわかっていても、それを実行するとなると
そうそう上手くはいかないものです。
私もよく、過去のせいにしたり、人のせいにしたり
してしまいます。
そして、それを変えたいと思っています。


アドラー心理学では
人生における思考や行動の傾向のことを
「ライフスタイル」と言います。
世界観や人生観のこととも言えます。
性格と言ってしまうと、変えられないと感じてしまうけど、
ライフスタイルは変えられる。自ら選び直すことができる。
でも、変わりたいと思っているのに変えられないのは
変わらない方が楽だから。
実は、変わらないという選択をしているから。
「ライフスタイルを変える勇気がない」との言葉には
胸がえぐられました。
アドラー心理学、厳しい!!!
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こうして、読書会でみんなの意見を聞くことで、
変わりたいと足掻いているのは自分一人じゃないと
勇気をもらいました。
 
変わろうと努力している自分を認めながら
本音を言い合える仲間と一緒に成長のスパイラルを
歩んでいく。
来月の読書会も楽しみでなりません。


質の良い読書会は自己成長にとてもお勧めです♪

最後までお読みいただきありがとうございました。
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