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我が子が学校へ行けないと泣いた日

この時代に子育てをしている親御さんで
不登校という言葉を知らない方はいないと思いますし
もしも我が子が学校に行けなくなったら…と
心配したことがある親御さんも少なくないのでは?
と思います

実際、我が家の3番目も
中学入学が緊急事態宣言と重なり
6月に入学式がずれたことや
その渦中で両親(私)が離婚したこと
大好きな兄が遠方の高校の
学生寮に入ることで離れることなど
諸々が重なり

入学式当日に
「行けない…」と泣き
入学式には参加しませんでした

離婚をする際に
子に揺らぎが生じることは
想定していましたので
「きたな…」と思いながらも
根底では「それでも大丈夫」とも思っていましたので

入学式の当日の午後
担任の先生と学年主任の先生
子と私の4者面談で

「長期戦でも構わない」
「登校することよりも
子が健康であることの方が大事である」

と先生に告げながら
そのメッセージを子ども自身に
伝える機会になったと感じていました

その帰り道
「しばらくママと旅に出ようか?」
と子に尋ねたら
子は笑い声をあげ「考えとく」
と答えましたが
私とて内心は
本来の健全な子の様子でないことに
胸を痛めていました

********

子育てはエネルギーを向ける
バランスが大事だと私は思っています

四六時中観察して声をかけ続けるのは
監視に近く
度を超えた監視は
例えそこに親御さんの想いがあったとしても
精神的な暴力に値すると思います

相反して
四六時中無関心であれば
育児放棄のネグレクトです

子どもを観察する目は怠らず
必要なときには手を伸ばす

信頼が基盤の放任
を形にするため
逃してはならない瞬間を
見極めることも大事だと思っています

ですから
学校に行けない…と泣いた
今この瞬間は
しっかり向き合う
逃してはならない時だと思いましたので

旅に出て
この子とだけの時間をとり
たくさん話をしようと思ったのです

*********

入学式が金曜日でしたので
土日の間に
子は自分自身と向き合ったのでしょう

「今日から行ってみる」
と月曜から登校し
しばしして
学級委員になったと聞き
担任の先生と
「あれは何だったのでしょうね」と
笑ったものでした

今振り返れば
私自身も
「このままずっと学校に行かなかったら…」
という不安を体験しましたので
その状況が長く続いている親御さんの
心情を想像することができるようになりましたし

問題にフォーカスしない
ということが
結果、問題解決をスムーズにする
という実例を得たとも思っています

例えば、当時の私が
どうするの?
何が不安なの?
いつから行くの?
などと、子に問い連ねたり
ネットで不登校事例を検索しまくったり
子の心情に寄り添いすぎて
家を不安なエネルギーで満たしてしまったら
別の展開が起きていたかもしれません

上記の太文字のあたりが

子育てはエネルギーを向ける
バランスが大事だと私は思っています

と書いたように
バランスが崩れていることになりますし

意識(エネルギー)が向いたものが
現実として創造されるというのは
宇宙の理でもありますから

「そうだ旅に行こう!」
という私の意識は
不登校にフォーカスしていなかったので
結果
月曜に子どもが登校し始めた
のだろうな〜とも思っています

何にせよ

学校に行こうが行くまいが
私の大好きな子であることに
変わりはないのですから

それを真正面から
伝えることのできた時間でしたし

今後また
そのようなことがあれば

その子の笑顔になる場所を
一緒に探せばいいのだ
とも思っています

そして
今は何を差し置いても
この子と向き合う時間なのだ
という瞬間を見逃さない

というアンテナを張ることが
親の役割でもあると思いますし

向き合うに捻出できる時間が
例え10分だったとしても
心身の全てを子に向けるという
姿勢を見せることは
信頼が基盤の放任に通じる道なのだ、と

書きながら
私自身にも伝えているところであります(笑)






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