中国語の訛りは消えない?でも学びは続くって話
親しい友人だったL君とのことです。
同じマンションに住んでいたこともあり、よく一緒に食事をしたりお茶を飲んだりしていました。
彼はカナダへ移民した両親を持つ移民二世で、中国語も英語も堪能でした。
私は英語も少しは話せますが、彼とはいつも中国語で会話していました。
時には冗談を言い合い、時には深刻な話をすることもありました。
そんな彼は、私の中国語をよく褒めてくれていました。
しかし、それが嘘だったと知ったとき、本当に傷つきました。
彼は私のいないところで、「くまてつの中国語は訛りがひどくて手に負えない」と共通の友人に英語で説明していたのです。
それを別の人から知らされたとき、自分の中国語に訛りがあることを認識していたとはいえ、そんな言い方をされるなんてとショックを受けました。
もし本当に訛りが気になるなら、正直に指摘してくれた方がよかったと思います。褒める必要なんてなかったのにとも思いました。
でも、他人に何かを期待しても仕方がありません。
自分の中国語が美しいわけではないという事実もあります。だからこそ、もっと上達しようと決意しました。
それから数年が経ちました。
中国人たちは私の中国語の良し悪しについて滅多にコメントしませんが、会話は問題なく通じているようです。
彼らにアドバイスを求めても「大丈夫だよ〜」としか言われないので、まだまだだなと思ってます。
でも、このままでは上達できないので、最近はAIを活用しています。
ChatGPTの音声入力機能を使って、中国語でAIと会話しています。
AIには人間的な感情もなく、人間関係に忖度することもありません。ただただわたしの中国語をフラットに評価してくれます。
それで、AIを安心して学習パートナーにしています。
AIのフラットな姿勢を見ていると、生身の人間として学生や学習者に接する際の重要性を改めて感じます。ちょっとした感情が相手に大きな影響を与えるからです。
それでも、L君の仕打ちを時々思い出して嫌な気分になることもありますが、中国語の上達を諦めなかった自分を褒めたいと思います。今では便利なツールも増え、これからもそれらを活用していこうと考えています。
そういえば、アニメ『GREAT PRETENDER』の主人公が英語を話すとき、昔の農民みたいな言葉遣いになるのが面白いです。
きっと私の中国語もそんな風に聞こえているのでしょう。
そして、彼の仲間は英語の発音を最初は笑ってたけど、段々と気にしなくなる様子を見て感動してしまいました。
自分も、そういう人間関係を持ちたいなと思いましたし、中国語の癖を越えてコミュニケーションを取れるようになれると感じてます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日~