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英語を収入に活かすなら 職種< 業種

今回はもし、英語を得意なこと強み武器として生かし、それでキャリアを積んで、それなりの収入をもらい、人生をよりよくしたいのならば職種よりも、業種の方が大事だったっていう僕個人の体験をお伝えします。


あくまでも(考え方)のお話であり、僕個人、英文事務、通訳として、英語で数年間、生きてきて、感じたことです。また、職種より、業種を重要視しよう!とか、無理強いしているわけでもなく、こんな考えもあるのでは?という意味でのお話になります。よろしくお願いします。


僕は子供の時から、職種としての英語使いに憧れていた。

僕は子供の時から、大人になってなりたいものは、絵描きか、通訳しかないと思っていました。また、絵で食えないとわかったとき、固定給、固定残業、昇給ナシで休みも電話がかかってきて休めない配送、運送業界を辞めて、英語で働くんだ!と決意した時も、翻訳、通訳等の職種がまず、念頭にありました。どんな業界で通訳、翻訳するのか?どんな業界で絵を描いて食べていくのか?ということは全く念頭にありませんでした。

僕の子供の時からの夢は通訳になることだった。



英語ありきではなく仕事ありきと腑に落ちた英文事務時代

そんなあほな僕でも、45歳の時(4年前)運良く、英文事務に未経験から、正規雇用されました。確かに9か月死に物狂いでやりました。応募も、150社は越えていた。職業訓練校で、貿易事務の訓練もうけました。英語だって必死に勉強した。触ったことないエクセル・ワードも、商工会議所のパソコンスクールにも通い、自費で学習しました。でも、確かに、努力はしましたが、運がよかったんです。事務経験もない、元肉体労働者の僕に、自英語実務、事務関連の職種のチャンスが与えられたのですから…。


会社あっての英語の仕事なんだと、業種の大切さを知る。

初めて英語を仕事で使う機会をくれたのは英文事務という職種でした。そこは業種で言うと、自社製品を持つ精密機器を取り扱う商社でした。僕は老舗の商社の英語処理を一人で受け持ちました。商社の仕事をしていくうちに、気が付きました。職種(英語、英文事務)ありきではないな、業種(商社)として会社があり、顧客からの需要があり、だからこそ、英語処理の必要が生じ、自分が英文事務として雇用されているんだなと。


通訳の仕事や、国外経験、マネジメント経験ができるのも業種あってのもの

さらに通訳として雇用されてからは、より、業種の大切さを思い知るようになりました。僕は、大方の人が通訳といえば連想するであろう、要人の同時通訳や、国際会議とかの通訳者、または、フリーランスの通訳ではありません。なのになぜ、通訳として雇用されているのか?といえば、やはり、産業分野から通訳の需要、翻訳の需要があるからです。翻訳会社は得意分野の産業に関するそうしたサービス提供、各国間のコンサルタント業務などを提供し、営業し、膨大な、翻訳、通訳案件を抱えています。だからこそ何人も、通訳者、翻訳者を雇用できるのです。


所属産業、専門分野(業種)があるから、通訳は活躍できる。

そして一個人に過ぎない僕が、なぜ、守秘義務があるような案件の翻訳や、通訳、国外通訳、専門文書の翻訳、取り扱いなど任されるのか、修練できるのか、大舞台を経験できるのかといえば、その産業において、業種において、所属の翻訳会社に対し、顧客から、通訳、翻訳の需要があるからです。通訳がいて、翻訳がいて、仕事があるわけではないのです。業界、産業があり、そこに通訳、翻訳の必要性が生まれるわけです。通訳者として、通訳を提供しつつ、時に現場の管理、マネジメントも行います。そんな経験ができるのも、その業界、業種に属しているからなのです。通訳、翻訳の場合ですと、自分の専門分野、産業分野といってもいいでしょう。それがあるから、他の通訳ではなく、自分たちが、仕事を任されることになるのです。僕は通訳になってから、職種としての通訳しか頭になかった自分の想像力のなさに幼稚さを感じて、苦笑いしてしまいました。だから、49歳の今日までも、こんな迷走する人生を送っているのでしょう。


業種、職種両方から、英語を生かす道を考えることで視野が広がる。

職種から、英語実務に入ることだって、重要なきっかけ、入口になると思います。ただし、職種だけを主眼に据えて、英語実務の転職をしようとすると、壁に当たることもあるでしょう。外資系などは、英語力は当たり前で、それよりも応募者の業種経験を重視します。業種、職種両方から、英語を生かす道を考えることで視野が広がるとおもいます。


稼げるお給料、給与の多寡は個人の職種能力よりも、業界の荒廃が影響。

そして、所得の話になりますと、傾いた産業、業種に英語関連の職種で雇用されても、限界があるということです。もし、稼ぐ、給料を上げるという目的で、職歴としての英語を活かしたいとしたら、繁盛している業種、固い業種にトライしてみるのもおすすめです。日本企業より、外資系に挑んでもいいでしょう。はじめは難しくても、職種はそのままに、職歴を積み、業種を変えていくという手法もあります。


でも、お金が一番の働く理由じゃない。英語が最上。

こんなお話を書いておいて、何なんですが、僕にとって働く目的はお金じゃないです。(こんなことを書くと、奥さんに、は??子供二人いるんだよ、何言ってんの?もっと収入を上げる努力をしてよ!って怒られます)。もちろん、よりチャレンジングな業界、職種があり、収入も上がるなら、どんどん挑戦していきますが、基本、大好きな英語でお金を稼げて、通訳として上達できれば、それでいいです。確かに、お金がたくさんあった方が、子供たちにより良いものを提供できます。でも、それくらいなもんです。英語勉強も、お絵描きも、読書も、お金がなくてもできます。すてきな奥さんがいて、子供たちもいて、大好きな英語で飯を食っている。これ以上、何を欲しがるというのでしょうか?

英語で飯を食える。それだけで幸せなこと!

後はお絵描きさえできれば・・お金なんて二の次!


だけど、常に挑戦する!

ですが、僕も男です。より高収入で経験を積める業種に英語が活かせるなら、どんどん、挑んでいくでしょう。業種と職歴の関係を活かして、英語で人生をよりよく。それが僕の信念だからです。来世とか、天国とか、生まれ変わりとかを僕は信じません。人生は、今生きり。今、ここで、幸せになるんです。そのための努力ではないですか。


正解、答えはない。

どんな業界、どんな職種についてということは、その人の半生、人生価値観、経済的環境、学歴、職歴にどうしたって左右されます。給料が高いか、安いかとか、関係ない。何が正義か?正解か?なんていうものは働くこと、仕事にはないです。生きるためにやらなきゃならない。それならば、多少好きで、得意で、世の中に需要があることをやった方が人生は楽ではないか?という視点から、業種、職種について考えてみたというお話でした。

継続あるのみ!



執筆者
名前:Masa 
職業:通訳
取得英語検定:実用英語技能検定1級
海外体験:Working Holiday in New Zealand and many more....


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Masa/たのしく英語
子供の頃から、絵を描くことが大好きです!オリジナルキャラのペン画を制作しています。いい絵を描ける日が来ればいいと思い、日々、制作しています。ニュージーランドにつながるための道としての英語学習、TOEIC900点トライ!も、継続中です。サポートしていただけたら、ありがたいです!!

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