専門用語(英単語)の覚え方。翻訳のコツ⑤
専門用語(英単語)の覚え方
皆さんが翻訳会社に雇用され、翻訳を提供する場合は、専門分野を持つ、産業翻訳が主になると思います。翻訳者が雇用されるのは、英語ありきではなく、まず、所属の専門分野の英語翻訳を提供し、その業務を円滑に行う一助になるためです。自然、専門分野の膨大な英単語、訳出語を覚えることになると思います。それらを理解し、使いこなし、翻訳するために、翻訳者が雇用されるのです。今回は、そうした専門用語の覚え方についてお話しいたします。
①ノートに書いて覚える
業務ノートなどを用意して、新しい専門用語に出会う度に、かきこみます。この際、例文として実際の翻訳した文章も書いておくといいです。書くという行為は非常に原始的ですが、モノを覚えるのに有効です。
②クラウドのノートを使う。
手書きの単語集の欠点は、即時、検索できないことです。evernote, smart note などを使えば、検索が可能になり、自作の電子単語帳のようなものになります。
③社内システムの翻訳単語帳を活用
それぞれ、翻訳会社は社内の翻訳ツール活用しています。その中に、専門用語、単語帳のデーターベースが必ずあります。それらを学習します。クラウドサイトなどに、社内の翻訳者同士が共同で制作した専門用語集なども、あるはずです。
④過去案件の資料、書類を確認
専門英語が実際、どのように使われているか、活きた英文から、学べます。特に過去に成立した案件、書類の翻訳が有効です。その翻訳はすでに承認されたものだからです。
⑤産業専門用語の単語帳を学習
皆さんの専門とする分野、産業の専門用語に特化した市販の単語帳がかならずあります。医療、特許、技術、機械、エンジニアリング、電機、建設、土木等の専門用語の単語帳は多く出版されています。僕は会社にあるそれらからを参照し、専門用語の英単語を学んでいます。
⑥社内専門家に聞く
⑦専門用語を訳出する際のリソースを確かにする
専門用語は、膨大です。社内のデーターベース、さらに、専門単語帳に掲載されていない単語に出会うことは、日常茶飯事です。最終的に、ネットで検索し、調べることになりますが、専門用語を翻訳する際に参考したサイトが誤訳をのせていたり、サイトにより認識が正反対という単語にも多く出会います。専門性が高すぎて、日本語訳が、いまだ、統一されていないということです。そういう場合、参照サイト、リソースの選定に細心の注意を払います。信頼性と、権威性がある国基準、協会、連盟、学会等の信ぴょう性のあるサイトを参考にしてください。そして、最終的には、しっかり、専門家にアドバイスをもらい、翻訳を選びます。
⑧通訳業務の際、実際、耳にし、話し、使って覚える。
覚えた専門用語は、通訳の際、話されますし、話すことになります。なぜなら、翻訳物の一部は、通訳を行うために、製作されるからです。通訳者はそうした専門分野の取引、相互理解を通訳業務により、提供する仕事だからです。
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翻訳とチームワーク
子供の頃から、絵を描くことが大好きです!オリジナルキャラのペン画を制作しています。いい絵を描ける日が来ればいいと思い、日々、制作しています。ニュージーランドにつながるための道としての英語学習、TOEIC900点トライ!も、継続中です。サポートしていただけたら、ありがたいです!!