「ライフスパン 老いなき世界」 読まなくてもわかる簡単要約。「最新の長寿を実現する科学、研究事例」「長寿がもたらす倫理問題、価値観の変化」について興味がある人は、読むのもアリ。
この本の内容は
A 最新の科学、研究により、100歳をゆうに超える人間の長寿が、近い未来に、実現しうるといこと。
B 研究から、現在わかっている個人でもできる長寿を保つ生活習慣、行動など。
C 長寿を可能にする仕組み、理屈、メカニズムの説明、最新の研究の著述
D 長寿がもたらす、社会への影響、倫理的な問題。学び、仕事、老後など、価値観の変化の必要性。長寿を謳歌できない人のための安楽死などの倫理的な問題など。
からなる。
まとめると、以下となる。
①個人でできる長生きのコツのまとめ
腹八分目。
月に数日の断食でも良い。
(スープ、サプリメントは口にして良い)
砂糖、パン、パスタ、白米、炭水化物、
肉を食べる量を減らす。
運動する。(特にHIIT)
たまには、無理のない薄着で過ごす。
②最新化学により、100歳を超える長寿が実現する。
2000以降に生まれた人間ほど、
100歳近い寿命を保ちうる可能性が高い。
遺伝子学、医学の発展により、対症療法だけでなく、
予防医学が発展し、人間の寿命を底上げする。
③長寿がもたらす新しい価値観や、倫理的問題。研究からわかった課題
倫理的な問題や、
年齢だけで判断する定年の概念の変化、
学びや、仕事を固定的なものとして
考えることからの脱却
これを読む人が主にできるのは、
①B 体を健康に保つ試みと、
③D のこれまでの倫理や、仕事、勉強の価値観を変えることである。
②に関しては、専門家以外の人間がどうこうできるわけではなく、研究者が直面する最新の研究、科学の分野である。
突き詰めると、しっかり寝て、炭水化物や、甘いものを避け、運動しろ!ということに尽きる。
内容は、以上のようなもので、本自体は、結構、分厚い。
この要約で終わりにせず、この本を読みたいとしたら、理由は、二つある
❶最新の長寿を実現する科学、研究事例、理屈を知りたい。
❷長寿がもたらす新しい価値観や、倫理問題について、考えてみたい。
❶〜❷を知りたい場合、本書を読んでみると楽しめると思う。