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新科目「公共」について、今感じていること。
新年度に向けての授業の準備、真っ最中です。
来週から本格的に授業がスタートします。
一通り教科書を見て感じたことは、
現代社会よりも倫理を扱う部分が大幅に増えたということです。
青年期についての内容は現代社会でもありました。
しかし、倫理の教科書後半に記載されている西洋近代思想についての内容も、公共の教科書前半でかなり含まれています。
教科書会社によって異なるとは思いますが、
具体例を出すと、
・ベンサムの功利主義
・ヘーゲルの弁証法
・ハーバーマスの対話的理性
・ハンナ・アーレントの「活動」
・カントの義務論
などです。
高校3年生の11月頃から扱う内容を、高校1年生の5月あたりにもってくるような構成になっています。
、、、、早い(笑)。
しっかり理解できるのか、不安なところです。
おそらく、これまで倫理を授業してこなかった公民科の先生方はかなり苦しむのではないかな、、、と思います。
理解するのが難しいし、好みがはっきり分かれるからです。
倫理が専門の先生はかなり少ないです。
そのため、青年期だけをやって、倫理分野は飛ばすような形で授業されるのかなと思いました。
ただ、大学入試では「公共」という科目が入ってきます。
倫理分野を理解できているかどうかが、差のつくポイントになるかもしれません。
そういう意味でも、素人ながら必死に勉強して、なんとか倫理の授業をしきった期間は貴重だったのかなと思っているところです。
新年度、教科書が変わって苦労されている公民科の先生方が多いと思います。
特に若手の方や初任の方、大変かと思います💦
素人ながらですが、倫理を授業するに際してのおすすめの本が以下の記事の中に入っています。
授業でお困りの先生方はぜひご確認ください(^^)
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