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「お館様」から学ぶ教師の姿勢

 今回は倫理とは少し離れて、
「先生として大切なこと」を鬼滅の刃とからめてお伝えしたいと思います(^^)。

さて、まずは学ぶべきだと思った1コマです。

こちらになります。

(漫画『鬼滅の刃』19巻168話「百世不磨」より転載)

 風柱である不死川実弥が、初めて柱合会議に出た時に回想シーンです。

お館様である、産屋敷耀哉が
「自分自身が強くないのに、なぜ尊敬されるのか」を際立たせるエピソードでした。

剣を2、3回振れば咳き込んで倒れてしまう。

そんな彼が、なぜ実力が圧倒的にある柱に尊敬されるのか。

一言で答えを表現すると、

「人を想う意識の強さ」だと私は思います。

なぜ「お館様」は尊敬されるのか。

この1コマにも描かれていますが、名前を覚えるのは簡単ではありません。

鬼殺隊の隊員が数百名という設定ですが、
実は私も約40名×7クラスの約280名の生徒を受け持っています。

その1人1人の名前を覚えるのは、並大抵ではありません…(^_^;)

今もはっきり覚えて名前を呼べるのは、おそらく80名強でしょう。

本当は全員覚えたいんですが、
名簿を見て言っているのが現状です。。。

名前というのは、

覚えようとしなければ覚えられません。

だからこそ、産屋敷耀哉という人物がどれだけ隊員のことを想っていたのかが伝わってきました。

想うという段階を越えて、その隊員の命に責任を持っていたように、私には映りました。

だから、鬼殺隊で実力No2である不死川実弥も、あれだけ尊敬していたと思います。

私の話に戻りますが、例え多くても、名前を覚えると生徒との距離が近くなった気がして、嬉しいです(^^)。

何より、信頼関係の深さが、名前を覚えているのと覚えていないのでは全く違います。

「先生!」という言葉が、形だけではなく、
本当に自分を頼りにしてくれているのだな、と気持ちが伝わってきます。

だから、年度末ぎりぎりまで覚えるために出来る限り努力をしています。

教師として、どうあるか。

ということで、この1コマを通して、「お館様すごいなぁ…。」と感動すら覚えました。

何年も教師をやっていれば、私よりも頭がまわって、スポーツもできる生徒が出てくるでしょう。

自分より年下の、後輩にあたる先生だってそうでしょう。

でも、力が強いから形式的に敬ってもらえるような存在ではなく、
人格で慕われるような先生になりたいと思いました。

ただ現場にいると、きれいごとばかりではありません。

人格や愛情といった理想的なこと以上に、
生徒をどう言うことを聞かせるかに注目し、
そのためのテクニックに意識がいきがちです。

そこも大切です。技術は磨きます。

でも本質はどちらかと言われれば、、。

やっぱり自分の人格を磨きたいです(笑)

ということで、「お館様」のような存在目指して頑張ります!

※生徒に片膝をつけさせるようなことはしません(笑)。

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