授業用PowerPointのつくり方。
前回、ワークシートの作り方を紹介しました(^_^)
今回はPowerPointの作り方を紹介していこうと思います!
■デザインとして気を付けていること。
以下の3点です。
①黒背景に白文字にすること。
後ろから見えやすく、テレビの黒い縁ともマッチします。
色覚をもっている生徒も良く見えることから、原則黒背景に白文字です。
色を付けて強調する場合は、黄色かオレンジを使っています。
②文字のサイズは基本40pt
文字をたくさん入れすぎると、見ている側がきついです。
40ptにして、キーワードだけをテレビに映すようにしています。
③図や表、考えさせる問いをスライドに載せる。
今まで、教科書の文章などをスライドに載せていました。
しかし、生徒の手元にあるし、非効率だと思ってやめました。
図や表、「ここは深めたい!」というところだけスライドにしています。
■スライドの内容
基本的にはワークシートをもとに作成していきます。
大切なキーワードはスライド1枚を使って丁寧に説明します。
例)公開市場操作 ノン・ルフールマンの原則
ワークシートの内容だけでは足りない資料や補足したい内容があれば、それも載せます。
そして、考えてみようという問いは大きくスライドに載せています。
隣り同士、もしくはグループで話し合うときに、何を話せばよいのか瞬時に分かるようにするためです。
ワークシートをすべてコピペすると、とんでもなく時間がかかります…。
教科書や資料集が変わると、また変更しないといけなくなるため、深めたいところだけをワークシートからコピペします。
途中、生徒の反応を見ながら、当初予定していなかった話をすることもあります。
その時はスライドを置き去りにして板書で説明したりもします(笑)。
■PowerPointの弱点
ずばり瞬時に入れ替えが出来ないことです。
授業は「生もの」で、その時々の生徒のテンションによって、違う展開で授業を進めていく必要があります。
その時に、計画通りにスライドを進めてしまうと面白くない、、、となってしまいます。。
休み時間などに入れ替えて別のクラスでやったらうまくいった!ということも日常茶飯事です。
このあたりのカスタマイズというか、調整ができないのが悩みです…。
そういう時は板書に限ります。
チョーク&トークは時代遅れだと言われることもありますが、さすがは万学の祖であるアリストテレスが編み出した黒板という道具。
いつの時代になっても、ある程度は必要な気がします。
■まとめ
以上が私なりのPowerPointの作り方です。
偉そうに書きましたが…。
そもそもPowerPointで授業をするのは良いのかを含め、いろいろ考えながらやっているのが現状です(笑)。
参考になれば嬉しいです。
授業づくりの研究には終わりがありません。逆にそこが面白いところだと思っています。
何はともあれ、自分なりにしっくりくるやり方が一番。
これからも追求し続けたいと思います(^^)