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だいちゃん


先週人生何度目か数えきれなくなったどん底に落ちた際、たった一夜で親友になれる相手を見つけた。

名前は大ちゃん

一回りほど年齢が離れていたがそんなことは本当にどうでも良い。

大ちゃんと話していて、いろんなことがわかった。
わたしは一緒にいる人のタイプで性格が変わること。

いわゆる好きな人に合わせて自分の感覚も変えていくことができる。という長所を見つけた。一方で自分と違う系統の人といると自分がなくなっていくこともわかった。

こんな感じでいいのか?
これしたら嫌われるかな?

好きだから嫌われたくない、わたしはわたしのままだと好きになってもらえるかわからない。

自分が何者かわからなくて常に考え続けている。

「さっきまであんな面白い話してたのに異性の話になった途端そんな暗くなって話さなくなるの何?勿体無いんだけど。」

これは大ちゃんにあって2時間足らずで言われたことである。あまりにその通り過ぎて驚きすぎた。そう、今のわたしはつまんないのである。


ここまで当てられたのも全て大ちゃんが同じ性格で感性だからである。

好きなタイプも音楽も話し方も、相手を観察する方法も全て同じだった。

もはや怖いけど全く嫌ではなかった。


そんな大ちゃんに言われたことは

「自分は周りとはちがうこと受け入れること」

だった。

わたしは周りとは違うらしい。

今流行りの大人の障害(最近は都合よくADHDと名乗る意味のわからない輩もいる)とは違う。

性格としてわたしは周りより感覚と言語で生きている。

気持ちを常に色やイメージで捉えている。

ただの黒、ではなく、夜明け前の黒なのか、全て飲み込まれるくらいの黒か、少しだけグレーがかかった黒なのか、その時々で色は変わるしそれを表現することができないと自分で納得できない。

それは普通ではないらしい。
変わっているらしい。

みんなにそれが普通じゃないのか、なんなら少し人よりポエマーなだけだと思っていたがみんなある程度考えて、「ま、いっか」と思えるらしい。

「多数派ではないねそれは」と言われ言葉を失った。

ただ、いろんなことの辻褄があった。
自分の見たくなくて蓋をしてた傷を認めてもらった気がした。

人と違くていいんだ。

自分の重たくて厄介で目も当てられない部分、それを理解して進むしかない。

次はいつ会えるかな、また一緒にお酒飲んで楽しく話がしたい。

久しぶりに親友ができて心が躍るのがわかった。


では、また。

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