その他アイテムその1:ストール
ミニマム・ワードローブとして選んだ20のアイテムのうち、ベースとして選択した16アイテムのご紹介も残り2つとなりました。今回はそのアイテムのうちの1つであり、防寒とコーデの格上げを実現できるストールについてご紹介したいと思います。
ストールは巻くだけで着こなしに幅を与えてくれるアイテムとして、昔からよく活用してきました。ニットやシャツだけでは首元が寂しくなると感じるとき、ストールがコーディネートをカバーしてくれるのです。またそんなにかさばるものでもないので、バッグの中に入れておき、少し寒いなと感じたときにすぐに巻くことができる点も重宝しています。
スタメンとして選んだのは、昔から愛用している、ファリエロ・サルティのグレーのストールになります。このストールはだいぶ前に購入してロゴなども取れてしまったため、正確な素材がわからないのですが、確かモダールとシルクの混紡だったと思います。
モダールという素材はレーヨンの一種で、レーヨンの原料は木材パルプなのですが、ブナという木材のみを原料にしたものをモダールと呼ぶそうです。このモダールにシルクが混紡されていることで、独特のヌメリのある肌触りになっています。
また一般的なマフラーよりも織り目が粗く、ふんわりとしたガーゼのような生地なので、スリーシーズンで使うことができます。カシミヤやウールなどの素材で密に織られたマフラーだと、どうしても見た目が重くなり、コート以外の格好では合わせづらくなりますが、これであればニットでもロングTシャツでも、しっくり合わせることができます。
いよいよ次回は最後のアイテムをご紹介したいと思います。
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