マガジンのカバー画像

2024年

87
2024年に投稿した記事
運営しているクリエイター

2024年10月の記事一覧

たまに短歌 いろはにほへと

あかさたないろはにほへとちりぬるを 一夜人世に出逢う必然 あかさたな いろはにほへと ち…

熊本熊
4週間前
21

たまに短歌 誰もいなくなる

思うこと口に出したら罪になる やがて哀しき浮世の暮らし おもうこと くちにだしたら つみ…

熊本熊
1か月前
23

夏目漱石 『こころ』 新潮文庫

『痴人の愛』とともに手元に残った一冊。 若いなぁ、というのが本書を読んでの感想。漱石は49…

熊本熊
1か月前
30

たまに短歌 同窓かい?

「よ、しばらく」親しき会話交わしつつ しばらくかかる記憶発掘 よ、しばらく したしきかい…

熊本熊
1か月前
17

たまに短歌 滋賀県長浜市・彦根市 2024年9月29日から10月2日 備忘録エンドロール

いつになく記し置きたいこと多く 駄文重ねる秋の夕暮れ いつになく しるしおきたい ことお…

熊本熊
1か月前
18

たまに短歌 滋賀県彦根市 2024年10月2日 主流派の矜持

昔から暮らしのなかで城仰ぐ 背筋が伸びて遠くが見える むかしから くらしのなかで しろあ…

熊本熊
1か月前
18

たまに短歌 滋賀県長浜市9 2024年9月30日 絵に描いたような安直

神仏出世大名天下人 賽銭だけであやかるつもり かみほとけ しゅっせだいみょう てんかびと さいせんだけで あやかるつもり 天下人一夜限りの宴にて 明日は落武者夢の随に てんかびと ひとよかぎりの うたげにて あすはおちむしゃ ゆめのまにまに 見出しの画像は地元在住の松居清恵さんが趣味で描いたスケッチ画の作品「木杭に波打つびわ湖畔に佇む秀吉の居城・長浜城」の絵葉書。9月30日に歌を詠んで10月1日に投函。10月4日に手元に届いた。 長浜城は、1573年、羽柴秀吉が城持

たまに短歌 滋賀県長浜市8 2024年10月1日 観音の里

観音を守る人在る里に住む 人の居る里心ある里 かんのんを まもるひとある さとにすむ ひと…

熊本熊
1か月前
13

たまに短歌 滋賀県長浜市7 2024年10月1日 かくれ里

誰が為に仏を守り神祀る 誰が為でなく我が為でなし たがために ほとけをまもり かみまつる …

熊本熊
1か月前
21

たまに短歌 滋賀県長浜市6 2024年10月1日 スガへいってくる

入り江にて幾歳続く営みを 沖の白波ただ見つめおり いりえにて いくとせつづく いとなみを …

熊本熊
1か月前
19

たまに短歌 滋賀県長浜市5 2024年9月30日 神の島

神の島往復船を予約する 端から縁は無いかの如く かみのしま おうふくふねを よやくする は…

熊本熊
1か月前
21

たまに短歌 滋賀県長浜市4 2024年9月30日 弁財天の島

弁天の琵琶の音いずこ本宅を 探し求めて島々巡る べんてんの びわのねいずこ ほんたくを さ…

熊本熊
1か月前
22

たまに短歌 滋賀県長浜市3 2024年9月29日 寺の守り

古寺の骨組み歪み床沈む 朽ちゆく広間床に鶯 ふるでらの ほねぐみゆがみ ゆかしずむ くちゆ…

熊本熊
1か月前
20

たまに短歌 滋賀県長浜市2 2024年9月29日 大きな句碑のあるところ

芭蕉の句お国自慢の句碑建てた 読めない文字が値打ちなりけり ばしょうのく おくにじまんの くひたてた よめないもじが ねうちなりけり 何年か前から、旅先で絵葉書を買って歌を詠んで自分宛に送るのを楽しみにしている。9月29日にヴァイツェンビールを飲んだ長濱浪漫ビールのビアハウスで絵葉書を3枚買った。その日の夜に一枚の葉書に何首か詠んで、翌30日の午後に宿の近くの郵便局で投函した。それが今日届いた。見出しの画像はその絵葉書で、絵は地元在住の松居清恵さんが趣味で描いたスケッチ画