マガジンのカバー画像

2024年

87
2024年に投稿した記事
運営しているクリエイター

2024年7月の記事一覧

たまに短歌 真夏に大規模修繕

嫌がらせ窓を塞いで熱中症 あなたのためよと修繕工事 いやがらせ まどをふさいで ねっちゅ…

熊本熊
3か月前
24

たまに短歌 盛夏過ぎ

記録的熱き大地を照らす陽を 取り巻き泳ぐ大きな鰯 きろくてき あつきだいちを てらすひを …

熊本熊
3か月前
17

たまに短歌 盛夏の夜

銭湯に行って戻って汗まみれ たまには開く踏切渡り せんとうに いってもどって あせまみれ …

熊本熊
3か月前
14

桂米朝 『落語と私』 文春文庫

一口に文庫本と言っても版元によってサイズが微妙に異なる。作者毎にまとめて書棚に本を並べて…

熊本熊
4か月前
30

蛇足 『ナショナル・ストーリー・プロジェクト 全2巻』

本書は五人の翻訳者が分担し、全体のある程度の統一を柴田元幸が担当しているのだそうだ。その…

熊本熊
4か月前
20

ポール・オースター編 柴田元幸 他訳 『ナショナル・ストーリー・プロジェクト 全2…

5月に一週間ほど入院した。入院中に退院予定日の夕方に予約を入れておいたマッサージ店にその…

熊本熊
4か月前
26

「私」と「あなた」の幻想 『新版 エルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』

ホモ・サピエンスが誕生して30万年だか20万年が経過したらしい。6万年前まではアフリカ大陸で暮らしており、日照への対応を考えれば皮膚の色は褐色系であっただろう。6万年前あたりに何があったか知らないが、アフリカを出て世界中に拡散を開始した。緯度が変われば、日照時間と日照強度が変化し、日照が変化すれば植生が変化する。植生が変われば、そこで暮らす動物の種類も変わり、移動した先でホモ・サピエンスが手にすることができる食物もそれぞれの土地に応じたものであったはずだ。 当然、我々はそれ