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帯に短し襷に短歌

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素朴に歌を詠むということへの憧れがある。素朴に詠めるようになりたいと思うのである。とにかく詠んでみないことにははじまらない。「こんなものは短歌とはいいません」なんて言われたってい…
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2022年4月の記事一覧

月例落選 2022年5月号

月例落選 2022年5月号

俳句の方は1月末日消印有効で短歌は2月15日必着分。時間順で俳句から。

題詠の兼題は「真」または「夜」。今回は「夜」を選んだ。

雪化粧夜の名残の烏かな

烏だけ雪に残して夜が明けた

東京は殆ど雪が降らなかった。雪が降れば住まいの窓から見える小さな公園が雪に覆われる。今暮らしている団地には様々な鳥がやって来るので、実は烏は遠慮してあまり近付いて来ない。だから頭の中でこしらえた風景なのだが、夜が

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