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ADHD検査の意外な結果
現代ではADHDという言葉が広く知られており、
周囲でも「自分がADHDかもしれない」と感じる人が増えている。
そもそもADHDとは…?
ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)は、不注意、多動性、衝動性の3つの主な特徴を持つ発達障害である。
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この障害は、学校や職場などで日常生活に支障をきたすことがある。私自身も、学生時代から自分に当てはまる特徴を感じ、生きづらさを抱えていたひとりだ。
社会に出てからは、会社の過労で心身の状態が悪化し、心療内科を受診した。その時に簡易的なチェックリスト検査と問診で発達障害(ADHD)による二次障害の可能性があるとの結果も受けた。私は、「あ〜やっぱりADHDなのかも」と思った。
同時に、もしADHDだとわかれば、今までの生きづらさが腑に落ちる。
なので「より詳細な検査を受けたい。」と医師に相談した所、親切にも大きな病院への紹介状をもらえた。が、なんと検査待ちで三ヶ月もかかった!
発達障害(ADHD)の診断は決して簡単ではなく、かなりの長期間の検査通院が必要であることがわかった。三ヶ月待ってようやく検査がスタート。
母子手帳、お腹の中にいた時から現在までの生育歴、学校時代(小学1年生〜中学3年生)の
通知表の提出が求められた。
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過去を思い出さなければならないこともあり、問診は正直キツかった。その後も医師の問診を受け続け、所々で出される大量の課題も提出した。
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ようやく三ヶ月後にIQ検査が実施された。
(WAIS知能検査)IQ検査は約2時間半。
臨床心理士の質問に答え、パズルや暗算、筆記も行った。
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朝がかなり早く低血圧気味だったため、思ったよりもうまく答えることができず。結果は一ヶ月後にわかるとのことで、それまで再び待ち状態。
まあ、結果悪かったとしても
「ポンコツでもいいや」精神で待っていた。
(この言葉大好き。笑)
一ヶ月後の検査結果は
診断を下すまでには至らないということだった。
たしかに私自身も、障がいがある方と接する機会を作ってお話を伺った際に明らかな障がいを持つ方々の行動を見て、自分の特徴は顕著ではないと感じてた。
結果が出てホッとした気持ちと同時に、もやもやするような複雑な心情もあった。
なぜなら、自分の抱えている生きづらさが認めらないような感情になったからだ。
それでも私は検査を受けて良かった。
なぜなら、自分の脳の特性による得意不得意がより明確になったから。
約一年にも及ぶかなり精密な検査で、(長かったな〜)自身の知覚推理能力や、言語能力のIQが「全国平均より高い」と臨床心理士さんに言われたことが 文章を書く始めるきっかけにもなった。
今考えたら、昔は本を速読出来たが、クラスで1人早く読み終わり暇な時間になっていた時、それを見た人達からは本をちゃんと読めって怒られたことがあったなあ、だとか。
過去にあった何気ない出来事の「答え合わせ」のようなことが出来て少し嬉しかった。
私は正直あまり学校での勉強が出来る方ではなかったから、「IQと学力ってあまり関係ないんですね笑」なんて、呑気に話していたら時臨床心理士の方はこういった。
学校の勉強が徐々に苦手になっていった理由のひとつとして、「自分の適切な勉強方法を押さえ込まれていた可能性があるかもね。」と。
そう言う見方はなかったのでびっくりしたなあ。
ADHDに関する検査や診断は個人によって異なる。
検査待ちもある為、かなりの時間と精度を要することがある。
ネットで簡単に診断できるサイトなどが増えたが、あれはほとんど参考程度にしかならない。
ただ私は、どんな結果になったとしても自分の特性を理解し、自分の得意分野を活かして前向きに取り組むことが大切だと考えている。
これからは、自分自身を大切にし、時には誰かにサポートしてもらう方法を見つけることで、生きやすさを拡大していきたい。
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最後まで見ていただきありがとうございました!
くまみ