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「ムーンエイジ・デイドリーム」デヴィッド・ボウイという美の探究者がいた。

もう、その存在自体がART・美そのもの
Devid Bowie 彼こそアーティスト

ただのドキュメンタリーじゃない。ボウイ自身の姿に、ボウイ自身の言葉が重なる。まるでライヴ会場にいる臨場感。ワンシーン・ワンシーンが胸にせまって、せつなくて、愛おしくて、地球にこんなアートなひとが、生きてしゃべって動いて歌って描いていたんだなぁ、と。
もぅ脳みそどろんどろんにとろけてしまったのよ。

悪いけれど、
2023年まだ3か月しか過ぎてないけど
言うほど映画通なわけでもないけど
ホンマみんなごめん。

控えめに言って、今年最高傑作です!!!!


my萌えpoint

●まだ誰もやってなかった、ストーリー性あるアルバム製作を主人公になり切り、完成させたこと
●いけずなTVインタビューに
 「靴は靴、ただの履物さ」と舌鋒鋭く返すところ
●「地球に落ちてきた男」映画ヒット後、アメリカに
 成功移住するのを捨て、潔くベルリンに活動の場を移すところ
●「戦場のメリークリスマス」で坂本龍一、タケシとのショット
●休日まで創作にいそしみ、ドローリングや詩篇を描く姿
●大阪/京都人にはおなじみの、阪急京都線のなにげないショット


とにかく、美しい。才能がある。感性するどい。
それ以上に努力のひと、走りつづけたひと。
いまに満足せず、常に上をめざし、新しいことに挑戦し続けたひと。
スターマン、ジギー・スターダスト、
ジーン・ジニー、LOW、
レッツダンス、ヒーローズ…etc. 
どの曲もどの歌詞もキマってた。
時代を先取りし、いくつものボーダーを乗り越えてきたひと。
同時代に生きてきて、彼の軌跡を感じられて幸せだった。
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Devid Bowie MOONAGE DAYDREAM
BRETT MORGEN /ブレット・モーゲン(監督・編集) 2022年
★★★★★

ものすごい編集量だったはず。「感謝」の二文字しか思いつかへんけど、ええもんみせてくれて、ほんまにありがとう。

そして、エピローグに
CHENGE の曲がかかり、
わたしはもちろん、場内の観客を鼓舞してくれた。
”変わらなきゃ、時はもどせない…”の言葉が刺さった。


(後日)月が替わり
坂本龍一氏の訃報を聞き、教授ロスの日々。
美しく、才能あるひとが神に召されるのは、ただかなしい。
5/26より戦場のメリークリスマス追悼上映が決まった。デヴィッド・ボウイや坂本龍一の全盛期を知らない若い世代にも、ぜひ観てもらいたい。

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