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創作

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創作したものがまとまっております。 つたないですが、頑張って書いております。
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#dance

光の粒とサンタが来た日【創作】

クリスマスツリーを眺める人たちは、きっとどこかの誰かに想いを馳せるのだろう。 吐息は白く…

くま
2か月前
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【創作】Dance 最終話

13話はこちら ※このお話はすでに創作大賞2024で投稿したお話ですが、ぷんさんの挿し絵が入り…

くま
5か月前
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【創作】Dance 13

12話はこちら ※このお話はすでに創作大賞2024で投稿したお話ですが、ぷんさんの挿し絵が入り…

くま
6か月前
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【創作】Dance 12

11話はこちら 第12話「真夏のクリスマスツリー」 【星一の回想】  半分開けた南の窓から白…

くま
7か月前
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【創作】Dance 11

10話はこちら 第11話「万華鏡のシンデレラ」  行き交う人々の喧騒は、先ほどまでざわざわと…

くま
8か月前
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【創作】Dance 10

9話はこちら 第10話 待ち時間~父親と赤い星~ 「わぁーもう無理やーあかんて」 潤はベン…

くま
8か月前
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【創作】Dance 9

8話はこちら 第9話 待ち時間〜ふたりのdance〜 朝早く祖母に手を引かれて小道を行く。 朝の子供番組のエンディングソングが流れる時間。2人はどちらともなく家を出発する準備を始める。祖母がリモコンでテレビの電源を消す。祖母が持ってきた黄色の帽子と鞄を身につけて、オレンジ色の靴を履く。 畳屋さんのイグサの青々とした自然のにおい、魚屋さんの血なまぐさいお魚のにおい、自転車屋さんの油のにおいを横切りながら歩道橋を渡る。祖母は結月の歩くペースに合わせて歩幅を調節してくれている

【創作】Dance 8

7話はこちら 第8話 待ち時間~潤とカノン〜  僕はカノンを  ずっと聴き続けている  潤…

くま
1年前
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【創作】Dance 7

6話はこちら 第7話 変化をおそれるジョーカー しゃりしゃり、しゃりしゃりっと氷を削る音が…

くま
1年前
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【創作】Dance 6

5話はこちら 第6話 さびしい樫の木と雪かき ドン、と衝撃があり、星一は床に倒れこむ。 ピ…

くま
1年前
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【創作】Dance 5

4話はこちら 第5話 想像すること、毛糸と額の絆創膏 はぁ、はぁと息が切れる。 心臓の音が…

くま
1年前
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【創作】Dance 4

3話はこちら 第4話 小焼けへのあんぱんと自由 夕焼け小焼けに日が暮れる。 オレンジジュー…

くま
1年前
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【創作】Dance 3

2話はこちら 第3話 傘をまとって、雨に唄えば どんよりとした重たいグレーの厚い雲が空を覆…

くま
1年前
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【創作】Dance 2

1話はこちら 第2話 飛び込む魚と戻ってきたキーホルダー 「あかん、それは盗撮や。せいちゃん。」 キュッと靴底が床面をこする音がして、その後ダムダムっとボールをつく音が頭に響く。 ピカピカのコートの上で星一は仰向けになって天井をみつめていた。天井のライトがまぶしく目に映る。 「思いとどまってよかったわ。犯罪者と友達なんて僕はごめんだね。クソほどいやだな。キモいわ。そんなん。」 「あいかわらず、口が悪いよな。潤は。」 星一は、自身の横でボールをドリブルし続けるマッ