【着床の窓】妊娠しない原因もしかしたら着床の窓がずれているからかもしれませんよ
こんばんは(^ ^)クマです!
突然ですが、「着床の窓」という言葉、聞いたことありますか?
体外受精を行って、いいグレードの胚を移植しているのになかなか妊娠しないという方、少なからずいらっしゃると思います。
もしかするとその原因、着床の窓がずれているからかもしれませんよ!
そこで今日は、着床の窓を調べる検査についてご紹介していきます。
それでは、どうぞ!
◎着床の窓って何?
良質な胚を移植した方がもちろん妊娠率は高まりますが、中には良質な胚をいくら移植してもなかなか妊娠に至らないという方がいらっしゃいます。
実は、胚をいつ移植してもいいというわけではなく、子宮内膜が胚を受け入れる最適な状態の時に移植する必要があるのです。しかも、その 胚移植の最適なタイミングには個人差があります。早すぎず遅すぎず、適切なタイミングで移植することが大切です。
子宮内膜は、胚の着床の準備が整うと受容期となります。この受容期のことを着床の窓といい、女性一人ひとりに固有の窓があります。
よって、着床の窓を調べることにより、適切な時期に移植を行うことができるのです。
「着床の窓」って、不妊治療を行っていないと聞いたことがない言葉だと思います。「私はきっと大丈夫」と思っている方もいると思います。しかし、着床の窓を調べる検査を行った方のうち、30〜40%の方に着床の窓のずれがあることがわかっています。
◎着床の窓ってどうやって調べるの?
着床の窓を調べる検査にERA(エラ)という検査があります。
この検査は、子宮体癌の検査を行う要領で、子宮の内膜の一部を採取します。検査中は少しチクチクした痛みが伴うかもしれません。痛みには個人差があり、結構痛みを感じる方もいます。その場合は、座薬などの痛み止めを事前に使用するといいでしょう。
ERAの検査を行うことが推奨されているのは、良好胚を複数回(3回以上)移植しても、着床しない反復着床不全の方です。もちろん、1回1回の移植を無駄にしたくないという方は、初めての移植の前に実施する方もいらっしゃいます。しかし、安い検査ではないので、基本は2、3回移植しても妊娠に至らなかった場合行うことが多いです。
◎ERAで着床の窓にずれがあったら?
ERAの検査により着床の窓にずれがあった場合、黄体ホルモンの投与時期を調整し、いい時期で移植を行うことができます。今まで、ずれた時期で移植していた胚を適切な時期で移植することができるため、妊娠率は25%上がると言われています。
◎気になる費用や実施している場所
先ほども安い検査ではないというお話もしましたが、ERAの検査、結構高いです。
実施する病院によっても値段は異なりますが12〜16万円が相場のようです。
実施している病院は日本全国に多々ありますが、調べたところ、山梨県と大分県ではどうやらやっている病院が無いようです。また、関東や大阪近郊では実施している施設が多くありましたが、それ以外の県では各県に1〜3施設くらいしかないようです。
普段通っている病院で実施できるのが一番いいのですが、実施していない場合、他の病院で行うしかありません。その場合、費用が20万前後くらいになる可能性もあるので、事前に問い合わせてみるといいと思います。
この検査を実施し、着床の窓にずれがあることが分かり、検査後1回目の移植で妊娠、卒業した方を何組も見てきました。
良好胚を移植しているのになかなか妊娠しないってとても辛いことだと思います。そんな方々にとってこの記事が助けになれば幸いです。
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