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不妊治療を始めて約2ヵ月までの間にやってほしい検査

こんばんは(^ ^)クマです!


最近、「不妊治療を始めたいです」とか「治療するか悩んでいて」という相談が多い気がするので、もし治療を始めた場合、治療開始2ヵ月くらいまでの早い時期にやってほしい検査についてお話していきます!



◎排卵の評価

排卵しているかどうかは妊娠していく上で非常に重要です。もし排卵していなければ妊娠には至りません。なので排卵の評価は早いうちにしておくべきです。

女性不妊症の原因の20%は排卵障害と言われています。

もし月経周期が不順な場合、正常に排卵されていない可能性が高いです。

月経周期が順調にきていても基礎体温がガタガタの場合も排卵障害が疑われます。

治療を開始したら早めに調べてもらいましょう。

検査の方法ですが、エコーとホルモン検査で判断することが多いです。

卵胞チェックを行い卵胞の発育過程や排卵の有無をエコーにて判断します。

ホルモン検査では排卵後、黄体期の時期に採血を行い、ホルモン状態をチェックします。

適切な時期に行ったにもかかわらず黄体ホルモンが低い場合には排卵障害の可能性がありますので、そのほかのホルモン(FSHやLH、甲状腺ホルモンなど)も検査し、原因を追求していきます。

ご自身での基礎体温の測定は排卵日の手がかりになりますので、できれば毎日正しく測定・記録した方がいいでしょう。しかし、それがストレスになってしまうのであれば無理に取る必要は無いと思います。病院の方針によっては毎日測りましょうというところもあるので、そこはその病院の方針に従うしかありませんが、、、



◎卵管通過性の評価

女性不妊症の原因の30%は卵管因子です。

卵管が通過していなければせっかく排卵していても卵子が子宮内に入ってこれませんので精子と出会えず受精できません。

両方卵管が詰まっていた場合、一般不妊治療での妊娠は厳しいことが多いです。なので、卵管の通過性がわからないまま一般不妊治療を行うのは時間がもったいないだけになってしまう可能性もあります。

早めに卵管造影検査を行いましょう!

卵管造影検査は軽度の詰まりであれば検査にて通過性が良好になることもありますので、治療効果も期待できます。

多少痛みを伴うかもしれませんが怖がらず、早めに検査を受けましょうね!



◎精液検査

男性側の因子も50%あると言われていますので必ずご主人さんにも検査を受けてもらいましょう。

精液検査は2-5日くらいの禁欲期間を設けた方が正しい結果が出るのでそこは注意しましょう。

また採精してから3時間以内に提出できるようにしましょう。採精してから時間が経ってしまうと所見に影響が出るので気をつけましょうね!



以上3点は治療開始後速やかに検査を行うことが望ましいです。

精液検査を先延ばしにする方が多いですが、ご主人さんの検査結果も不妊治療には欠かせないデータです!ご夫婦で協力しながら不妊治療を進めていきましょう!


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