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不育症:黄体機能不全
こんばんは(^ ^)クマです!
今日は不育症の原因である内分泌因子についてお話していきます。
内分泌因子が不育症の原因に占める割合は8〜12%と言われています。
内分泌因子の中でも比較的頻度の高いものは黄体機能不全、甲状腺機能異常、糖代謝異常、多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチン血症です。
上記のものについて何日かに分けてそれぞれまとめていきますね。
◎黄体機能不全
黄体から産生されるプロゲステロンというホルモンは、妊娠を維持させるように働きます。
黄体機能不全ではプロゲステロンやエストロゲンという妊娠に関わるホルモンの分泌が不十分となり、妊娠に必要な子宮内膜の変化が起こりません。
プロゲステロンは妊娠の維持に関わるホルモンでもありますので、黄体機能不全は不育症の原因にもなります。
反復流産の方のうち35%に黄体機能不全が認められたという報告もあります。
黄体機能不全は採血によってわかってきますが、診断基準などは定まっていません。
もし黄体期における黄体ホルモンの値が低かった場合、黄体ホルモン補充のお薬にて補っていきます。
黄体ホルモンを補充したからといって流産率が下がることはないとされていますが、黄体ホルモン補充の有用性が確認されているとしている研究もあるので、一概に不要な治療とは言い難いと思います。
もし、現在黄体ホルモン補充を行っているので有れば続けて行った方が安心材料にはなると思いますし、無駄なものではないので医師の指示のもとしっかり続けていきましょう!
今日は黄体ホルモン補充についてお話していきました!
明日は甲状腺機能異常についてお話していきます。
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