卵管に異常があった時は
こんばんは(^ ^)クマです!
昨日の記事の中に卵管造影検査のことを書きました。もし卵管造影検査で卵管に異常があったらどうすればいいのか。今日はそのことについて書いていこうと思います。
◎卵管開口術
卵管が閉鎖している場合、閉塞している場所を手術で切って、再度つなぎ合わせる方法があります。
腹腔鏡手術といってお腹にカメラのついた細い管のようなものを刺して手術する方法と、お腹を開いてする方法があります。
どちらの方法になるかは、その病院のやり方や、閉鎖している場所によって変わってくるでしょう。
◎卵管剥離術
卵管周囲がくっついている場合(癒着がある)には、くっついている場所を剥がしてあげる(剥離)手術を行います。
卵管の運動性の回復や卵子のピックアップ機能(卵管の中に正常に入るような機能)の改善を図ることにつながります。
◎卵管切除・結紮
卵管に病変があり、その病変が手術的に修復できない場合があります。その時には生殖補助技術による治療を優先するために卵管切除や卵管結紮(卵管を結ぶこと)を行います。
◎卵管鏡下卵管形成術
カテーテルという細い管のようなものを使って卵管の通過障害を治す手術です。
これは保険が適応される唯一の卵管カテーテル治療で、通過性回復効果として最も有効な治療法と言われています。
この治療法を行うことで95%以上の確率で回復すると言われています。
ちなみに治療後の妊娠率は30%ほどといわれており、そのほとんどが治療後1年以内の妊娠です。手術後は早めに不妊治療の再開を行うといいでしょう。
今日は卵管に異常があった時の主な手術方法についてお話しました。
卵管閉塞があると言われていて体外受精はまだ視野にないという方にとっては有益な情報になるのではないかなと思います。参考になったら嬉しいです。
本日もご閲覧いただきありがとうございました。
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