テーマ【少子化】の《朝まで生テレビ》を視聴し、改めて【思考と価値観が20年前と変わってしまっている現実を理解しない政府や組織上層部には到底良い未来は創れない】事を再確認させられた。というお話。

 15年前のリーマンショック以降、TV番組の衰退が急激に起き、多くの人が『TV番組がつまらない』と感じる様になりました。
反対にネットの方に面白いコンテンツが増え始め、TVを見ない・TVを持たない若者が増えました。

 私も3.11以降、日本メディアの情報に不信感を持つ機会が増え、2020年4月からのTVの報道番組のあからさまな印象操作をしている事が、近所の代々木公園などの映像を使っていた事から嘘が顕著に知る事となり、番組のコメンテーターの発言も誰が聞いても変な事ばかり言い出した事で、TVのNEWS関係は見なくなりました。

 最近訳あって、時々TVを見る必要があり見るのですが、そんな中《朝まで生テレビ》で【少子化】をテーマにし、メンバーの中に明石市元市長がいるという事もあり視聴することにしました。

 結論から言うと、《終始、議論をMCが毎回遮り台無しにする内容》で酷い物でした。

 そして、もう1つ、【ほとんどの人が数字のデータのみ、広い視野での子育ての現状を話せていたのは元明石市市長をはじめ3人程度であった事】

 NewsPicksやAbemaの討論番組を観ていて思うのは、社会問題や時事問題の議論にタレントを使うのであれば、若い人の方が良い視点で疑問をぶつけたり指摘したりするから良いなあと。逆に30代後半以上の芸能人に意見を聞いても一部の人を除いて有意義な意見を聞ける機会がないなと感じています。何故なら、それらの芸能人の周りの人たちってやはりそれなりの収入とそれなりの生活をしている人しかいないから、元々視野が広い人間性を持っていない限り、世の中の大多数の現状を実際には知らないからです。
今回もこれらに該当している話の内容で、無意識でだとは思いますが、子どもが親の所有物としての発言があり残念でした。

 話を少し戻しますが、番組内で政治家や教授や評論家は、数字でしか話をしませんでした。

 そんな中、ちゃんと現状を知り、口だけでなく行動に起こし、結果を出した明石市元市長が1番現状を正しく理解した上で、問題に堂々と切り込んでいました。

 議論なので、色んな方面からの切り口があって当たり前です。しかし、ほとんどの方の意見の根本が、今の人たちの価値観とそもそもズレ過ぎていて、現状を良くする為の話に繋がらない内容ばかり。

日本の【少子化】は先進国が必ず通る問題の【少子化】とは、訳が違うのは、皆さんも承知の事だと思います。そうです、【30年間賃金がほとんど上がっていない経済悪化の後進国日本】という事です。

価値観も違えば、経済状況も違う。即ち、物事に対する価値観もかなり変わってしまうのが当然と言いますか、ごくごく自然なのです。
なのに、40代以上の大人たちは、その事を口にするのに、価値観をほぼ変えずに議論するので、良くなるはずが無いのです。それで良くなるのであれば、30年の内に良くなっています。

考えてみればわかるレベルの事なのですが、今の政府や組織の上層部を始め、数字でしか世の中の事を捉えられない人たちは、《自分の価値観が世の中の価値観》という思い込みで盲目になっています。

今回番組を観ても、その事を体現しており、再確認させられる事となりました。

こんな国で生活をしていかなくてはいけない訳ですから、皆さん、自分を守る為に、色んな事に目を向け、興味を持ち、情報を鵜呑みにしない習慣をつけて下さい。

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