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【捨てられない女を卒業】断捨離とエコは両立できる!
もったいなくて物を手放せなかった私が、断捨離を成功させるまでの話を書きます。
祖父母から受け継いだ"もったいない"精神
私の祖父母は大正生まれ。太平洋戦争を経験した世代です。
「戦中・戦後は物資がなく、食べ物さえも満足に食べられなかった」
戦争から数十年が経って、豊かになって物が溢れる時代になっても「もったいない」と滅多に物を捨てることはありませんでした。
もらったものだから
高価なものだから
まだ使えるから
愛着があるから
いつかまた必要になるかもしれないから
(手放したら後悔するかもしれないから)
と、物を溜め込む傾向がありました。
祖父の方がその傾向が強く、ゴミ捨て場に捨てられているものを拾ってきては修理して倉庫に置いていました。
その祖父母に可愛がられて育った私にも「もったいない」精神は根付いていて、物を捨てることに抵抗がありました。
「3R」を習って「捨てられない」が加速
学校教育で3Rを習ってからは、ますます安易に物を捨てられなくなりました。「捨てること=ゴミを増やす=環境破壊につながる」という意識が強く、物を手放すことに対してとても抵抗がありました。
3Rとは、
Reduce (リデュース)・・・ゴミを減らす
Reuse (リユース)・・・捨てずに再使用する
Recycle (リサイクル)・・・再使用できないものを資源として再活用する
のこと。この順番にも意味があります。
具体的にいうと、リユースして資源を何度も利用すればリサイクルをする必要はないし、そもそも、リデュースしてゴミを発生させなければリユースする必要がありません。
そのため、3Rに取り組む際の優先順位は、①Reduce (リデュース)、②Reuse (リユース)、③Recycle (リサイクル)となっています。
「ゴミを減らさなきゃ!」と思うあまり、捨てられずに物を溜め込む傾向が加速しました。
断捨離が流行るも、やっぱり捨てられない
社会人になってしばらく経ったころ、断捨離が大流行しました。
(※「断捨離」は2010年にユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされています)
断捨離とは、不要な物を減らし、物への執着を手放す取り組みです。
作家のやましたひでこさんが提唱し、商標登録しています。
断:新たに手に入りそうな不要なものを断る
捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
この頃の私は、断捨離の「捨」にとらわれすぎていて、断捨離したら「自分の家は片付くかもしれないけれど、ゴミが大量発生するので、地球環境から見たら片付かない=環境破壊につながる」と思っていました。
「まだ使えるのにもったいない」という意識が強くて、全く物が減りませんでした。捨てないことが環境保護につながると信じて疑いませんでした。
流行が過ぎた服も、また流行が巡ってきたら活躍するかも
サイズが合わなくなった服も、痩せて体型が戻ったら着れるかも
と処分することができずにいました。
服だけでなく、本や雑貨も同じように考えていたため、部屋の中のものはどんどん増えていきました。
手放さないと本当に必要な人に行き渡らない
「手放す=モノを活かす」という意識に変わったきっかけにはSDGs(持続可能な開発目標)が関係しているかもしれません。
私が断捨離とうまく馴染めなかった理由は、二択で判断しようとしたからでした。
「要るもの」or「要らないもの」
「捨てる」or「捨てない」
「捨てずに活かす」ことを選択肢に加え、「手放して必要としている人に譲る」ことが大切だと思うようになったら、意外とうまく行きました。
タンスの肥やしになっているモノでも、誰か、必要としている人はいる・・・その人に譲った方が、モノも地球も喜ぶのではないか、と思うようになりました。
しばらく使っていない本や衣類から手放すことを始めました。
※一時的に、新型コロナウイルスの影響で、古着の回収や寄付の受付がなくなったため、引き取り手を探すのに苦労した時期もありましたが、無事、タンスの肥やしになっていた「着れなくなった服」を全て誰かに引き渡すことに成功しました。
手放す=捨てるではないことを実感してからは、罪悪感もなくなりました。