#21美術館の展示作品【北浦和】
展示箇所は地下1階と地上1階から2階まで、そして屋外。
黒川紀章氏は公園と美術館を一体のものとして設計しているので、公園全体が美術作品と考えてもいいかもしれないですね。
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まずは地下1階から。
たまたま埼玉二科展をやっていました。
地下だからかもしれませんが、美術館や博物館独特のカビ臭さはありました(建物内は多少老朽化している感あり)
正直言って私、絵心全くないのでちんぷんかんぷんです(汗)
でも“素人なりに“ですが、芸術品を見たりするのは好きですよ!
専門的なコメントは一切できませんが、好みはあります。
展示されている作品の中で目にとまったものだけ撮影。
そして企画展。
前回載せた黒川紀章氏の設計図の他にも、(私は存じ上げませんが)何人かの作品が出ていましたが、なぜか二科展の一般の人の作品の方が馴染めました。
プロになると個性が際立つのか、よくわからないものが多くて…汗
下の作品は、作者が古河藩士の娘というところに反応しました。
ちょうど先日、古河宿に行ったばかりなので…
古い小説の展示もありましたが、かれこれ80年以上前?
読んだこともないので懐かしさはないですが、珍しいものなので写真は撮っておきました。
そして椅子の展示。
この美術館では有名みたいですね!
ルノワール
さすがに私でもこの名前は知っています‼️
今朝、たまたま見た「日曜美術館」の中で、西洋美術になぜ裸の絵が多いのかについて語っていました。解説員によると、
“西洋文明というのは人間中心主義的である“
“日本では人間は自然の中の一部という考えが一般的だが、西洋では自然を支配するのが人間という考え方なので、人間が上位にくる。
そして、その中でヌードというのは理想美を宿した人体であり、これが西洋美術において非常に重要な要素である“とのこと。
なるほど〜!
確かに、日本が人間よりも自然を重んじているのは、盆栽や日本庭園、日本の絵画などを見ても感じますね。
解説員の説明の後、漫画家の荒木飛呂彦先生が『ポージング』について語ってました。
“ありえないポーズをすると、絵にファンタジー感が出てくる“
「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるジョジョ立ちもそうですね!
確かに体をくねらせたり両腕をあげたり、実際の日常では見ることのないポーズが多い。
テレビ番組の話に戻りますが、解説員の方が最後にこう締めくくっていました。
“絵の見方は自由だが、絵を通して日本とは違う異国の文化を知ることも大事である。それは相互理解にもつながる“
相互理解…このご時世、なおさらこの言葉が重く胸に響きます。
そして屋外の展示物で気になった作品…
(解説)かすかな風に揺らぐステンレスの輪
光が反射して、歌うかのようにさざめきます
(解説)階段にたたずむ銀色の人たち。直に型取りしたそっくりさんですが、ありえない情景もこっそり仕掛けられています。
このありえない情景、、、残念ながら見つけることができませんでした。
(解説)周りの木々と共生しながら植物のように成長する彫刻。3度の増殖制作を経て形が変化し、大きさも倍以上になりました。内側の空洞には穴から差し込む木漏れ陽がきらめいていることもあります。
レストランの前には彫刻広場が・・・
敷地内には、縄跳びしている男性やお弁当を広げている数組の親子連れなどがいて、もはや普通の公園ですね。
この広場の中で1番みたかったのが、
「中銀カプセルタワービル・住宅カプセル」1972(黒川紀章)
(解説)室内にはテレビ、電話、ユニットバスなどが装備されています。建築家は、このモデルと同じカプセル140個を組み合わせた集合住宅「中銀カプセルタワービル」を設計しました。
このビルに関しては解体決定の報道があったので、ご存知の方も多いと思いますが、一体中がどうなっているのか興味津々です。
(ネットを探していたら、1ヵ月間このビルに住んでいた感想ブログも見つかりました)
そして今回、100枚近く撮影した写真の中で、1番のお気に入りはこのショット!!
この美術館で見た作品の中で1番好きだったかも?
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