米国株式市場好調で主要企業の好決算と株価最高値更新、アメリカの住宅着工件数減少、集合住宅建設の低迷と利下げの影響!
アメリカ経済
--アメリカ住宅着工件数減少--
9月の米国住宅着工件数は、利下げの影響で住宅ローン金利が2年ぶりに低水準になり、戸建住宅建設は増加しました。
ですが集合住宅建設の減少が住宅建設の増加により下回ったため、米国住宅着工件数は0.5%減少しまし、年率換算で135万1000件となりました。
・住宅建設許可件数:142万8000件(結果)
145万9000件(予想)
・住宅着工件数 :135万4000件(結果)
135万1000件(予想)
一戸建て住宅の着工件数は2.7%増加し、5カ月ぶりの高水準でしたが、集合住宅は9.4%減少しました。
また、今後の建設の指標となる建築許可件数は全体で2.9%減少し、年率換算142万8000件となりました。
2021年後半の高い新築住宅需要からは低下していますが、FRBが先月金利を0.5ポイント引き下げたことを受けて、住宅融資コストが下がる見通しです。
依然として一戸建て住宅の建設は好調になりそうです。ただし、連邦準備制度の金利引き上げにより需要がさらに弱まれば、建設業者は16年ぶりの最大の新築住宅供給を抱えてしまいます。
住宅建設は経済全体に大きな影響をおたえるため、このまま住宅着工件数が減ってしまえば、経済成長を鈍化させてしまいます。
--米国株--
昨晩の米国市場は好調な経済指標でした。米国株価はNYダウとS&P500が過去最高値更新・NASDAQは微増。アメリカ市場は歴史的に株価が最高値更新しています。
アメリカの一連の企業の決算ラッシュでした。比較的に好決算が多く、一時はASMLの決算内容でネガティブになりましたが、持ち堪えております。
特にNetflix、ユナイテッド・エアラインズ、銀行株関連、TSMC、インテュイティブ・サージカルなど好決算でした。
Appleも中国で最新型iPhoneの売れ行きが好調なことから、株価が1.2%上昇しました。
・Netflix:第3四半期に500万人以上の新規顧客を獲得し、売上高が15%増加して100億ドルに近づきました。ウォール街の予想を上回る好調な業績を示した要因には、パスワード共有の取り締まりによる6000万人以上の顧客獲得と、広告付きの低価格サブスクリプションの導入が挙げられます。特に欧州、中東・アフリカ、アジア太平洋地域で新規顧客が増加しました。しかし、中南米では顧客が減少し、今後は新たな成長戦略が必要になると思われます。
・インテュイティブ・サージカル:医療機器メーカーであるインテュイティブ・サージカルは手術ロボットへの強い需要より第3四半期の利益はウォール街の予想を超えた。
高齢のアメリカ人がコロナ禍時に延期された手術の需要が高まり、「ダ・ヴィンチ」と言う手術ロボットが広く使用されている
・Apple:最新モデル「iPhone 16」の中国での販売台数は、発売後3週間で2023年モデルに比べて20%増加しました。特に最上位モデルであるProとPro Maxの売上が昨年同等モデルと比べ44%増加し、これは高価格帯モデルへの移行が進んでいることを示しています。この結果を受け、アップルの株価は過去最高値を更新しました。
一方で、アナリストは中国市場でのAI機能の展開に課題があると指摘。現地パートナーが必要で、外国開発のAIモデルが禁止されているため、今後の成長には不透明感が残ります。初期販売は好調ですが、2025年の成長については慎重な見方が示されています。
--為替(ドル円)--
中国を含める新興国通貨が反発しや米国債権利回りの低下が要因で、ドルが売られる傾向になりました。
ドル円で149円台になりました。
--金(ゴールド)・原油--
金(ゴールド)は急騰し、2,700ドルを超えました。中東紛争の激化で投資家たちは安全な場所に資産を移動している。
原油は、中東紛争が激化していますが原油の供給過多の情報もあり、価格は下落しております。
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