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朝、よく噛んで食事するだけで痩せ体質に?

朝食は一日のスタートを決める重要な時間です。

朝、痩せ体質をつくるために欠かせないこと・・・・それは食事をしっかり噛んで食べることです。

よく噛んで食べることがダイエットに効果的だということはすでに多くの方が聞いたことがあると思います。

朝の忙しい時間帯でも、噛んで食事することで痩せ体質に近づけるその理由を、最近の研究結果も踏まえご紹介します。

簡単に取り入れられるこの習慣をぜひ試してみてください。

朝食をとることがいかに大切かについては下記記事も見てくださいね。


なぜよく噛むことがダイエットにつながるの?


①交感神経が刺激されて内臓脂肪が減る



食べ物を口に入れて噛み砕くと、歯の根元や頬の筋肉から脳に神経興奮が伝わります。

その結果、「ヒスタミン」という物質が分泌されます。

このヒスタミンは満腹中枢を刺激し、食べ物の消化に伴う血糖値の上昇による満腹感よりも早く「おなかがいっぱいだ」という信号を送ります。

さらに、この信号が満腹中枢を介して交感神経を刺激します。

交感神経は内臓脂肪の分解を促進するため、噛むことは内臓脂肪の減少に大いに役立ちます。

また、内臓脂肪は皮下脂肪よりも交感神経による分解が強いため、噛むことは内臓脂肪の減少に役立つのです。

②食事に時間がかかり満腹感が感じられる


食事をしてから胃から脳の満腹中枢に信号が伝わるまでには約20分の時間がかかります。

この20分間の食べ方を工夫すれば、食べ過ぎを防ぐことができます。

よく噛むことで食事に時間がかかるようになるので、忙しくても食事には20分かけてよく噛んで、ゆっくり食べましょう。

③インスリンが分泌されて食欲が抑制される


インスリンというホルモンは食事によって上昇した血糖値を下げてくれる働きがあることが有名です。

しかし、それだけでなく食欲抑制作用もあります。

また、北海道大学の研究によると1日の中でも噛むことによるインスリンの分泌に差があり、朝がもっとも分泌されることがわかりました。

研究では、1口に10回噛むグループと40回噛むグループに分けて実験を行いました。

その結果、朝に40回噛んで食事をしたときが
・食後の血糖値が最も低くなる
・食後30分のインスリン分泌量の上昇に関与する

ということを発見しました。

生活習慣病の予防や改善・ダイエットにおける食事で、食事内容だけでなく、1日の中で「いつよく噛んで食事をする」ことが効果的か科学的根拠が示されました

https://www.hokudai.ac.jp/news/191125_pr.pdf

実生活で「40回噛むのは厳しい」と感じる場合でも、20回程度でも効果を期待することができます。

無理なく続けられる回数で実践することが大切です。





今回はなぜよく噛むことがダイエットにつながるのか、について解説しました。

3食の中でも特に朝食でよく噛むことだけで食べ過ぎを防ぎ、自然と痩せ体質になることが期待できます。

よく噛むだけで満足感が増すのであれば、ついつい食べ過ぎてしまう人にとっては効果的な方法です。

また、食材は硬めのものを選ぶとよく噛む習慣がつきやすいです。

たとえば、野菜や果物、ナッツ類などを取り入れると良いでしょう。

よく噛む食材のランキングというのが、和洋女子大学柳沢幸江教授と株式会社ロッテと共同で分かりやすい表として作成されていますので、参考にされるといいでしょう。

咀嚼回数ランク表

朝食をしっかりと取ること自体が健康的な生活リズムを作る第一歩です。

仕事や日常の忙しさにかまけず、朝のひと時を大切にすることで、体も心もスッキリします。

朝の食事を見直し、ちょっとした噛む回数を増やすことで、簡単に痩せ体質を手に入れることができます。

まずは今日から、できる範囲でチャレンジしてみてください!



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