産後の関節痛は「エストロゲンの減少」が原因!?
以前X(旧ツイッター)にて、こんなポストをしました。
産後5ヶ月を迎える奥さんが、腰痛や膝痛、指の関節痛に悩んでいました。
経過を見ていれば落ち着くかな?と思ったんですが、どうやら収まりそうにもないので解決策はないか?と調べることにしました。
今回は、その途中経過の報告です。
身近に、産後の方がいる方には参考になるかもしれません。
奥さんが訴える症状を聞いてまず思ったのが「関節リウマチ」。
関節リウマチも手指の痛みがこわばり、関節痛をメインとする自己免疫疾患です。
そこで「産後 リウマチ 関節痛」といった検索ワードで情報を集めてみました。
すると、どうやら「エストロゲンの減少」が関節痛の発症と関連していることがわかりました。
産後、エストロゲンがどのように推移するのかを調べてみました。
それがこのグラフです。
産後は、プロゲステロンとエストロゲンは、ほぼゼロになっています。
1つだけのソースでは信用性がないので、他も調べてみると下のようなグラフが出てきました。
最初に載せたグラフとは違う部分もありますが、とにかく産後はエストロゲンの分泌量が著しく低下するようです。
2つ目のグラフでは、産後8週で元に戻っているようですが、性ホルモンの分泌は視床下部が関連していることを考慮すると、産後の母親に受ける「ストレス」によっては、エストロゲンの回復度合いには違いがありそうです。
さて、なぜエストロゲンの減少が関節痛を引き起こすのでしょうか?
結論は、エストロゲンには抗炎症作用があるからみたいです。
こちらの文献には、「性ホルモンは免疫調節作用があり、免疫系に多面的な効果をもたらします」との記載があります。
また、エストロゲンレベルの低下が、関節リウマチの重症度と関連があることも明言されています。
このラットを使用した実験では、エストロゲン治療により関節炎の改善が認められています。
その他にも、関節炎がエストロゲンにより改善したという研究がいくつも散見されています。
このような研究結果からも、エストロゲンには、炎症を抑制する作用があるようで、逆説的に言うと、エストロゲンの減少は炎症を起こしやすい身体になるということです。
ゆえに、関節リウマチは閉経後に起こりやすいとも言われていますね。
これは僕の私見ですが、ストレスにより生理周期が乱れる、つまりホルモンバランスが乱れると、脳でも炎症が起こりやすくるため、精神的に不安定にな状況になるのではないか?と考えてみました。
うつや認知症は、脳で起こる炎症なので。
エストロゲンの減少により関節炎が起こるとするのであれば、産後であればその回復を待つしかないのか?
おそらくですが、できることはそれ以外にもあるかなと考えています。
それが、①食事と栄養の改善、②ストレスの軽減、そして③関節のストレス軽減
の3つ。
長くなってきたので、今回は、ここまで。
リサーチを深めてまた配信致しますね。
でわ。
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