大事なのは「櫻井翔」になりきること
売上8080円/1h、声をかけた人数20人、購入者6名、2023/5/11☀
はじめに
みなさんこんにちは!フルーツボーイ中村です。
今回は東京北区!王子駅周辺。
今回は20人に声をかけて、6人に購入してもらった時のお話です。
これ、打率でいうと3割なのでイチロー並みです。
しかも
見知らぬ果物屋
夜
アポなし
通行人
さまざまな不安要素がある中での「10人中3人」なので、控えめに言ってもかなりすごいことなんです。
180キロのストレートと多彩な変化球を投げるメジャーリーガーから3割打っている感じでしょうかね。
まぁとにかくめちゃめちゃ難易度の高いことをやってのけているのですが、私は別に自慢したいわけではありません。
今回は
なぜこのような、とんでもない数字を達成できたか、ということについての深堀です。
これまでもこのようないわゆる「神っている」感覚はあったのですが、ノリでやり過ごして、振り返ることはありませんでした。しかし、今回はできた要因を整理して、言語化してみたのでそれをシェアしていきます。
営業職の方はもちろん、人間関係向上のコツみたいなものも隠されているので、どうぞ最後までお付き合いください
それでは行きます!
いつもより女性に買ってもらえるのはなぜか。。
今回の購入者の6名のうち5名は女性でした。
実は私の販売スタイルは「先入観なく」片っ端から声をかけます、つまり女性だけに絞ってとか、買ってくれそうな人だけ、みたいには声掛けをしていないので、このように偏った数字は少し奇妙なのです。
もちろん今回ももれなく、まんべんなく声をかけていたので(男女比は5:5くらいだったかと)、おや?と思って、今回の一覧の流れを振り返ってみたのです。
すると、面白いことに気が付きました。
鏡を見るとそこには櫻井翔がいた、、
私は行商をスタートする前に諸々の準備をします。
おつり、領収書、服装、果物、、
それは、商売をするための最低限の準備で毎日のルーティンです。
今回はそこにひと工夫を加えてみました。
それは身だしなみ
実は最近、銀座のクラブに果物を届ける機会が増えたことで、一層身だしなみについて意識するようになったのです。
具体的に言うと、お客様に見られている意識が強くなり、シャツのしわ、靴の汚れ、髪の手入れ、それぞれについて求めるレベルが1段階上がった感じです。
また、マスクの着用義務がなくなったことも大きく
笑顔が「かめはめ波」ぐらいの破壊力を持っているフルーツボーイ中村にとっては、お客様の心をつかむ一撃必殺をやっとお披露目できることなので
、これまで以上に身だしなみに準備の時間を割きました。
いつも以上に爪を手入れし、
いつも以上にジェルを丁寧に塗り
いつも以上にマウスウォッシュを口に含み(?)
鏡を見た私は驚きました。
「うわ、櫻井翔やん!!!」
イケてる自分だと思うこと、これがすべて
ぶっちゃけ、私の顔は櫻井翔さんには背伸びしても追いつけないのですが笑、気持ちはまさにそんな感じでした。
鏡をよーく見てみると、残念ながら顔のパーツが整っているわけではないのですが笑
清潔感があるのは伝わるというか
準備による自信みたいなものがみなぎっているというか
そんな雰囲気を鏡越しから感じるのです。
私は一度下を向き、口角をあげ、歌舞伎役者のように目の中心に力をいれ、もう一度鏡を見ました。
「イケてるな俺、、、」
ニヤニヤしながら果物をセッティングしながら、心の中で
今日はイケる気がする、、、いやイケる!
そしていつもより身軽に風を切るようにスタートするのでした。
自信ある顔つき、振る舞いは人を魅了する
準備が整った私の気持ちは完全に「櫻井翔」
おそらく、外から見たら何ら変わりないのですが、
私自身の感覚はいつもと全く違うのです。
そして、きっと私と対面しているお客様の感覚も、、
なんだか分かるんです。
顔つきがいつもよりキリっとしていること
余裕をもって相手と会話をしていること
別に断られても気にしないこと
相手を楽しませようとしていること
そして、そんな自分を面白いように受け入れてくれるお客様
いつもよりも、話を聞いてくれるお客様が多いし、購入せずとも笑顔で帰ってくれる人も一定数いました。
中には
「すみません、間に合ってます、、、」
と断られたパチンコ帰りのお姉さんが、後から追いかけてきて
「お兄さーん、今日私、パチンコ生まれて初めてやって負けてしまってー笑、お兄さんやったことあります??」
となぜかよくわからない逆質問w
私は
「そんな残念な時に声をかけてしまってすみませんね~」
みたいに、笑いながらスルーしたのですが、、、
とても心を開いてくれている気がしました。
今回まわった一時間を振り返ると
売ることを意識する機会は一度もありませんでした。
私の意識は、櫻井翔として、目の前に起きていることを楽しむ。
そんな感じでした。
ジャニーズのライブやコンサートってこんな感じ?
SMAP、嵐などのスーパースターの感覚を多分こんな感じ?
と完全に陶酔していたのを覚えています。
今日の学び
さて、今回の学びですが
「セルフイメージで決まる」
ということです。
私の仕事は、ずばり「見られる仕事」です。
接客業の方はわかるかと思うのですが、お客様の前に立つときは接客モードになると思うのです。身だしなみや、言葉遣いなどを意識するというか、スイッチをオンにするというか。
私もこれまでは、皆さんと同じようないわゆる仕事モードのスイッチをいれて、行商に挑んでいたのですが、今回はもう1段階、上のスイッチを入れた感じです。
それは「見られるスイッチ」から、「見せるスイッチ」にレベルアップしたという感じです。
これ、櫻井翔になりきって分かったんです。
おそらく、私の仕事はジャニーズでいうコンサートステージで歌うことなのでは?、、
公衆の面前でかなりの注目を集めるジャニーズの中には
「見られている」という受け身の人なんていないんじゃないかなと。
そう思ったんです。だって夢や感動、つまり価値を提供する仕事ですからね。
こう思うと、どんどんとこの仕事の見え方が変わってくるんです。
あ、俺も見せなきゃいけないわ、と。
しかも
「見せる」と書きましたが、
どちらかというと「魅せる」のほうが近く、かなり能動的なスイッチを入れているのでは?と思ったのです。ただ見せるではなく、目の前のお客様を魅了する、感動させるという感じです。
まぁ私の場合は、「魅せる」というレベルまでできていたわけではないので大きなことは言えないのですが、なんとなくのイメージはできました。
大きな気づきとしては
これまでは、お客様に対面してからが勝負だと思っていましたが、それは全く逆のことをやっていたんだなと。つまり、出たとこ勝負でアドリブで笑顔を作ったり、質問された時の切り返しの言葉を準備したりしていましたが、、、
やらなきゃいけないことは
髭を整える
ジェルをつける
靴を磨く
だったということwwww
もちろん
清潔にすることが目的ではなく
ポジティブなセルフイメージを作り上げること
これが目的。
そこから醸し出される自信と余裕がお客様を惹きつける、こんな順番で購入率が上がっていたということが分かりました。
ぶっちゃけ、今回の経験を振り返ると、今後の活動においては、売上よりも何よりも優先すべきことは、このセルフイメージを作り上げること、これに尽きると思いましたね。
最後に、
嵐の櫻井翔が乗り移った私はLove So Sweetを歌うかの如くオレンジをプレゼンし、100枚のサインをパパっとさばくように、次から次へとお客様に対応していきましたww
あの感覚、とてつもなく気持ちよかったなぁ~
それではまたー