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簡単じゃない人生

今日、お姉ちゃんと初めてコミティアに行った。
初のコミティアはとても楽しかった。
とんでもなく絵が上手い人や、可愛い雑貨を作る人だらけで、この世にはこんなに沢山ものづくりをしている人がいるんだと感動した。
色々買って、読むもので充実している。

今日の目的はオモコロのみくのしんさんの日記本を買うことだった。
前回の12月のときは、すごく行きたかったけど鬱真っ只中で元気がなく、泣く泣くネットで買ったので、今回は直接買えて嬉しかった。
12月から比べて、私も別人級に元気になった。
とても良いことだ。

会場に着いてまず最初にみくのしんさんのブースに向かって、姉と「あ、いる…本当にいる…」とキョドりながら列に並んだ。
前のお兄さんグループから最後尾の看板をもらって、看板に書いてある文章を読む暇もないままに5秒後には後ろのお姉さんに渡した。
緊張して、ちいかわぐらいの語彙力で姉と話しながら順番を待って、自分の番が来るとあわあわしながら本とステッカーを買い、数日前バイト終わりに久世福商店で買った差し入れ(選ぶのがとても楽しかった)を渡した。
姉も私も歯茎剥き出しの笑顔になった。

やった〜〜〜!!!

家に帰ってきて購入した『みくのしん 生』を読んだ。
面白かったり、ほっこりしたり、
ときどき笑い声をあげながら読んで、
書き下ろしの沼津の話とあとがきで、想像以上に感動し、涙ぐんでいる自分がいた。

「泥臭く」なんて言うとありきたりだけど、
人生を簡単に生きていない人の生き様が私は好きだ。
簡単じゃない人生で、最高ばかりでもない人生で、それでも自分なりに日々を暮らしていく人の尊さ。
そういう人はしなやかで、側から見ると美しい強さがある。

私はなんとなくフリーターであることに後ろめたさがあって、しっかり会社で働いている同級生を思うと肩身が狭く、やっぱり自分はダメだな人間だなぁと思わずにはいられなかったんだけれど、別に綺麗で立派な人生を歩みたい訳じゃないんだということを思い出した。
つまらなかったり、嫌だったり、寂しかったり、嬉しかったり、わくわくしたり、
いろんな感情を感じながら、いろんな毎日を過ごして、振り返えれば“案外よかったな”と思える人生を生きていきたい。
自分のジタバタとした足跡がついた道のりを愛しく思いたい。

ということで、明日のバイトも気は重いけれど頑張ろう。
嫌なままでいいから、嫌ままで、それでも行く。
そういう足跡をまた一つ増やす。

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